梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

嘘と横車で推進しなければならない訳はなんだ?

2012-07-18 09:56:33 | 雑記
案の定、昨日、一昨日の猛暑でも関西電力の稼働率は90%だった、「電力が不足して国民の皆さんに多大な被害を及ぼす」と言いつづけ強引に再開した大飯原発だったが国と電力会社以外は猛反発を受けていたとおり、「関西電力の出した数字は全く信じられない」「根拠を示せ」と言われながら「経済に、国民の生活に”危険が”」とまで言っていた筈だが結局熱中症患者が700人規模になる猛暑でも大飯1号機の発電量を差引いても余力があった、
同じ日に「大飯原発の立地条件には活断層の恐れがある」と言う指摘がなされ検討会が催された、
出席者は原子力保安委員会のメンバーが殆どでこの組織は経済産業省の下に有る。
推進組織の中にある保安委員会があてにならない事は今回の福島事故で充分に解っている、その保安委員会が出した結論は「活断層の疑いがあるので再度詳細な検証が必要だ」と言う事だ
しかし関西電力は18日に4号機の稼動準備に入るらしい、
毎週金曜には「原発再稼動反対」のデモが官邸や国会の廻りで行われている、先日はあの暑い中に警察発表でも7万人を越える規模だった、主催側の数字は19万人だが両者とも鵜呑みには出来まい、それでも10万人規模である事は間違いないだろう、
電力不足が嘘、活断層が海蝕断層と言うのも嘘、国民の多くが「安保以来の大規模デモ」を行うほど反対している、国民の総意はどう見ても反原発だろう
電気は間に合っている、仮に間に合わないとしても我慢出来る、大きな地震が来たら福島の比ではない可能性もある、第一「活断層の上に重要な施設は禁止」だと言う法もある
それでも政府と電力会社は聞く耳持たず横車を押し続けている、この事がどうも解らない
何故其れほどまでして「原子力発電」に拘泥するのだろうか?当然何らかのメリットがあるのだろう、
其れもかなりの大きなメリットがある筈だ、政治生命を賭けて、国民の批難を無視して、法すら無視して続けなければならない、いや続けたい理由をどうしても聞きたい、
「国民の生活と経済活動を維持する為」などと言う戯言は誰も信用していない、現実的に電力各社と内閣総理大臣が、官僚機構が「原子力発電から得られている既得権益」がどう言う物でどの程度あるのか赤裸々に表示して貰いたい、無論其れが彼らの権益構造で国民の利益とは反する事は彼らも分っているのだから彼らが自発的に表示する事はきたい出来まい
それこそマスコミの役目だろう、売れるためのセンセーショナルな物ではなく時間を掛けても良いから公平な目線で知識のある人々が検証して頂きたいものだ