仕事絡みで頻々と伊豆修善寺を訪れることになった関係で「修善寺物語」と言う本を知り
青空文庫で読んでみた、
岡本綺堂の戯曲の様な物語で読んでいて頭に浮かぶのは実写と言うより舞台と書割のようなイメージだった、
昭和の初期に映画になっていたようだがやはりこれは映画ではなく舞台ではないかと思う
もう少し見てみたら歌舞伎の演目にもなっているようだ、
一度見てみたいと思うのだがあまり掛らないようで動画サイトで見るくらいか、
鎌倉殿が狩野川べりで楓との絡みの後北条家の御家人が鎌倉殿暗殺の謀議をするシーンも
大仁のあの大岩にシルエットでとその影が目に浮かぶような舞台だがあれを映画にすると
映像の美しさ面白さが消えてしまう
もし「修善寺物語」を黒沢明監督が撮ったらどんな映画になったのだろうか
黒沢映画は映像の迫力と娯楽性を追求した「7人の侍」や「用心棒」などのほか
「蜘蛛の巣城」の板敷に部隊を置いて三船敏郎が一人で酒を飲むシーンや山田五十鈴の狂気など
「どん底」のあど舞台を映画に置き換えて更に深い感動を見せてくた、
基本はモノクロだったがカラーも何本か撮ったが私にはやはり黒沢作品はモノクロだな
最初のカラー作品は「ドデスカデン」だった気がするがそれより「「地獄変」の印象が強い
この作品もやはり「舞台」を映像化した感が強い、
画面のバックを明るい空と満開の桜、そこに御車を置いて火を放つという決して舞台ではできない芥川龍之介の狂気を華やかな画面で見せた作品だった
内藤洋子が御車の中で炎に包まれる映像も歌舞伎か能の様な残酷さを消し去った映画だったが
黒沢作品としてはあまり評価されなかった気がする
そのあとの「影武者」冒頭の画面下半分がシルエットの山から夕陽を背負って武者がせりあがってくる映像もどこか舞台のセリの様な雰囲気すらある
そう言えば「乱」はマクベスをモチーフにしたと聞いた気がする、
地獄変の仲代達也が見せた狂気と修善寺物語の夜叉丸の見せる実の娘の死顔を面に写し取る狂気が重なって見える
いつか見てみたいものだ
そういえば「朱千治物語」をオペラで演じたものもあるらしいが確かにシェークスピアの作品的な部分もありそうだ
こっちも見ることもないだろうがいつか見られればと楽しみにしている
青空文庫で読んでみた、
岡本綺堂の戯曲の様な物語で読んでいて頭に浮かぶのは実写と言うより舞台と書割のようなイメージだった、
昭和の初期に映画になっていたようだがやはりこれは映画ではなく舞台ではないかと思う
もう少し見てみたら歌舞伎の演目にもなっているようだ、
一度見てみたいと思うのだがあまり掛らないようで動画サイトで見るくらいか、
鎌倉殿が狩野川べりで楓との絡みの後北条家の御家人が鎌倉殿暗殺の謀議をするシーンも
大仁のあの大岩にシルエットでとその影が目に浮かぶような舞台だがあれを映画にすると
映像の美しさ面白さが消えてしまう
もし「修善寺物語」を黒沢明監督が撮ったらどんな映画になったのだろうか
黒沢映画は映像の迫力と娯楽性を追求した「7人の侍」や「用心棒」などのほか
「蜘蛛の巣城」の板敷に部隊を置いて三船敏郎が一人で酒を飲むシーンや山田五十鈴の狂気など
「どん底」のあど舞台を映画に置き換えて更に深い感動を見せてくた、
基本はモノクロだったがカラーも何本か撮ったが私にはやはり黒沢作品はモノクロだな
最初のカラー作品は「ドデスカデン」だった気がするがそれより「「地獄変」の印象が強い
この作品もやはり「舞台」を映像化した感が強い、
画面のバックを明るい空と満開の桜、そこに御車を置いて火を放つという決して舞台ではできない芥川龍之介の狂気を華やかな画面で見せた作品だった
内藤洋子が御車の中で炎に包まれる映像も歌舞伎か能の様な残酷さを消し去った映画だったが
黒沢作品としてはあまり評価されなかった気がする
そのあとの「影武者」冒頭の画面下半分がシルエットの山から夕陽を背負って武者がせりあがってくる映像もどこか舞台のセリの様な雰囲気すらある
そう言えば「乱」はマクベスをモチーフにしたと聞いた気がする、
地獄変の仲代達也が見せた狂気と修善寺物語の夜叉丸の見せる実の娘の死顔を面に写し取る狂気が重なって見える
いつか見てみたいものだ
そういえば「朱千治物語」をオペラで演じたものもあるらしいが確かにシェークスピアの作品的な部分もありそうだ
こっちも見ることもないだろうがいつか見られればと楽しみにしている