参院選の行方と震災の偶然

「あいつがそんな事をしたんだって！おいおい地震でも起きるんじゃないか？」
昔からよくこんなことを言う、
普段とは様子が違う事が起きると「地震の前触れ」と言う様なことを言う、
関東大震災の直前に船虫が海から大量に陸に上がった、とか西の方に横に長い雲が現れたとか言われた、
しかしここ２度の大震災についてはどう言う巡り合わせか自民党が下野している時に起きた、
阪神大震災は村山富市氏の社会党政権中、東北大震災３・１１は菅直人氏の民主党政権の時だった、
保守党支持者からすれば「自民が負けた？地震でも起きるんじゃないか？」と突っ込まれそうな偶然だが実に不幸な巡り合わせになっている、
しかし現実の地震ではなく政界に「大激震」を起こしてもらいたいのは私の本音だ、
「また政局混迷か、安定政治か」と安倍首相に嘯かれ、国民の安寧を担保するべく方針も示さず、公的な調査結果も「政府の見解と違うから受け取らない」と全く理屈になっていない事を平気で公言し
防衛予算を際限なく膨らめてその分福祉はおざなり、消費増税分は赤字国債解消という話はいつの間にか消えてしまう、
参院選は野党共闘で小選挙区を闘うと言うが実際今の野党で政権が維持できるかは不透明と言うよりおそらく不可能だろう、
しかし、このままでは庶民の暮らしはおぼつかず、生きてゆく展望もなく子供の将来を保証してやれないどころか苦しみと絶望の世の中に「子供を産んで育てないと日本の将来は無い」と言われても親として人としてそんな残酷なことは出来ない、
日本の未来には少子化解消が急務だと言うなら安心して産み育てられる社会とどんな境遇で生まれても努力すれば努力した分だけの未来を保証しなければ無理な話、
「笛吹けど踊らず」踊る力もない、
もう一度地震を起こすしかない、そこから与野党の本番は始まると思いたい