梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

戯言、

2012-10-22 14:42:38 | 雑記
権利と義務はいつでも同じ重さを持っている、他人に自由を犯されないと言う権利は同時に他人の自由を犯さないと言う義務を負っている
生きる権利と言うのは同時に行き続ける努力と言う義務を負っている、
生を受けた者達はこの原理と義務を負って生活している、しかしその為の捕食行動は自然界の掟、その権利と義務の範疇だろう
動物界ではこの理に従ってずっと続いて来たしこれかも続けてゆくのだろう、何億個かの銀河の一部の更にその中のひとつの星が何十億年かのなかの僅かな一瞬に起きた奇跡的な条件が今の地球に生物を生み出した、
生命は生まれて生んで死んでゆくと言うサイクルで維持されている、他の生命体を捕食すると言う事も自然のシステムに組み込まれている
その為捕食される率に応じて出生、排卵は組み立てられている、動物間の捕食行動には極限までは「共食い」は無いと言う行動プログラムがある様だ、又生命が維持出来るだけの捕食が出来ればそれ以上捕食行動を起こす事は無い
しかし、どうも人類だけは「満腹」と言う感覚と共食いはしないというプログラムは壊れてしまった様だ、更に最近は「生きる権利」は発動するがその「義務」の発動が薄れている様な気がする、
人類は一固体としてのバランスを著しく壊していそうな気がする、地球全体の生命体を維持できる生命体のバランスでは一体人間はどの程度が最適な数なんだろうか?
医学の進歩は人間に大きな恩恵をもたらし、不自然な死による悲劇を減少させて来たがその分食料が不足する、中国が取ったように出生制限をすることで総人口のバランスを取ろうとすれば
当然高齢社会になる、それは生産より消費の多い社会を生み病理で死ぬ人数を下げたとしても決して幸せな社会を構成しないだろう、
近代になって顕在化してきた新たな病理がある、癌もエイズもその昔はこんなに多くの命を奪う事は無かった、
人類がその移動範囲を広げ、移動速度を上げたのに比例して病理は園は荷を広げ拡大速度を上げる、此れが物理的な病理の問題だが穿った考え方をすればそれは自然の理が自然淘汰の速度を調整する方法の一環として発動したプログラムかも知れない
嘘か誠かわからないが船の中で鼠が増えすぎると共食いが始まり、陸の上で増えすぎると川に向って死の行進をすると言うがそんなプログラムが生物の中に組み込まれているのか
草食動物は個体が増えすぎれば餌が不足して自然に減少する、肉食動物も個体が増えすぎれば獲物の数が不足して減少するが人類だけが「知恵」と言う武器で固体減数を回避して来た
自然界が科したプログラムが「世界大戦」や「エイズや癌」なのかと思うのは考えすぎか
そして若者達が行き続ける義務を放棄しているのもそのプログラムの、自然の理の1つなのか、しかし産まれたからには行き続ける事は大きな責任だと言う事も彼らに理解してほしいものだ

官僚機構は開戦前の軍部に酷似してきた

2012-10-21 10:04:27 | 雑記
幸せの黄色いハンカチの曲から武田鉄矢と高倉健のはなしになった、最初の頃は鶴田浩二の後ろにいる感じだったがと言う話から今度は鶴田浩二の話になった
鶴田浩二は特攻隊の生き残りと言う売り文句だったがどうやら映画会社の宣伝文句で彼は鹿屋基地で戦闘機の整備をしていたらしい、特攻隊員が嘘だとしても思えば特攻隊の生き残りと同じかそれ以上に辛い時期を過ごしたのではないかと思う、
二十歳前後の若者が絶対に生きて帰れない片道燃料の戦闘機に乗り、絶対に帰らない操縦席に座る、
「行ってきます」とは言えず「行きます!」と自分が整備した戦闘機で滑走を始める姿を帽子を振って見送る気持ちは想像に難くない、
逝った若者達、その戦闘機を整備した若者、そして「行け」と言った人間、その命令を更に遠くから送った軍人達、平時ではどう考えても納得の行かない話、それどころか恐らく考えもつかないだろう愚行だ、
偶々雷撃を試みたが被弾してそのまま海に落ちるならと敵艦のブリッジに突入した事が大きな戦果になったと言うような所から始まったのだろう、しかしそれを「戦法」と考える時点でもう先は見えている
物資がなく、戦闘員も学徒動員といういわば予備軍を出かない事自体次の手を打てない状況だ、弾の少ない銃を子供に渡して相手を殴りにいけと言う様なものだろう、
戦争を始めたのはそれなりの理由も有ったかも知れない、しかし最後の悪足掻きは軍人の最後の愚行だ、その犠牲になったのは無理にそこに立たされた普通の国民だった、「大日本帝国軍人」の責任は万死に値する、と言ってもその責任を課せられるべき者達は既に鬼籍にはいっている、
その家族は戦後それなりに重い荷を追って来たかもしれない、しかし軍部と結託した財閥と言う化物は敗戦のゴタゴタで占領軍と結託し更に焼け太りまたぞろ大戦前の様な様相を呈しているような気がする
開戦当時の「統帥権」から「庁」に変わり自らの権利の為国民を再度暗黒の淵に追い落としている、庶民の意思が全く反映できないのは当時と少しも変わらない

PC乗っ取りと警察の冤罪体質

2012-10-19 11:17:17 | 雑記
他人のPCに侵入して不逞のメールを送りつけると言う事件があった、
この手の事件を聞く度に凄い能力だなと思うと同時に(何でこんな下らない事をするのだろう、その能力を別の方向に使えば素晴らしい事も充分出来る筈なのに)と思う、
無論同時に「能力の無い奴らに見つけることは出来まい」と物陰で笑っている顔を考えると腹立たしい事も充分に有る、「アノニマス」とか言う集団もこの範疇だ、恐らく社会性に欠け、コミュニケーション能力が不足している事から来る劣等感がああ言う行動になるのだろう、ウィキリークスもその際たる物で彼が失敗したのはこの事を正当化し酔うとした事だ、公の隠された問題を公開する意味は有るかも知れないがその影響は大きい、下司の悪好奇心ではすまないことの方が多いだろう、精査して影響が個人に及ばないように或いは政治や国政に及ばないように考慮が必要だったが全く個人間の悪冗句まで撒き散らしてしまう、結果は彼自身の秘密を取り上げられて追放される事になった
今回の事件ではその辺りは実に巧妙だが当然褒められた事ではない、しかし一方で逮捕者が出たら直ぐに「あれは自分がやった、捕まった人達は冤罪だ」と言うメールを流している、此処で犯人が「警察機構はこうして冤罪を作り上げる事を証明したかった」と言う事には少なからず同感する、
今回の事件の中で1人だけだが有罪とされて保護観察処分を受け大学を退学させられた若者が居る、最初は否定していたが有る時点で認める方向に行った、
「楽しそうに通学している子供を見て脅かしてやろうと思いました」と言う自白理由だと言うが見に覚えの無い者がワザワザこんな理由まで考えて自白するだろうか?
本人が関わっていない事を認めると言うメリットは全く無いどころか結局退学処分と言う大きなデメリットを負った、恐らく警察の作文だろうが此れが今まで繰り返されている冤罪の形態そのものだろう、この事に関してだけ言えば今回の事件は警察機構の問題に一石を投じる事になったと言えるだろう

繁殖期の雄

2012-10-18 17:33:15 | 雑記
沖縄駐留米兵の強姦事件は此れで何度目だろうか、未だ復帰前には貧しい島民の女性が危険を犯しての薬莢拾いをしていた所を機銃掃射で撃ち殺す事件もあった、
アメリカ軍はと言うよりアメリカ人は日本人を同じ人類と思って居なかった、返還されて何年たった頃かアメリカの小学生に日本人に対する質問をする場面を見た事がある、
恐らく10歳前後の太った白人の男の子は笑いながら履き棄てるように「だってあいつらはジャップだろ」と言う映像だったがこの映像はどう言う意図の下に日本のテレビ放送に流したのだろうか?
概してアメリカの白人には人種差別がある、殆ど外観の事で差別する、WASPでなくとも白人以外全て「カラード」と言う言い方をする、一緒に仕事をした黒人はダラスの技術者だったがやはりかなり差別を受けていると言っていた、名古屋のビジネスホテルの最上階で酔っ払って「奴らは肌の色しか誇れる物が無い愚か者さ、白い肌が偉いなんて思っているのは奴らだけだ」と盛り上がった事を思い出す
強姦の話だが22歳と23歳の兵士だと言う、この歳の健康な男を兵役と言う状況に押し込んだ時に本能的な欲求を計算に居れないと言うのは大きな間違いだ、
殆どの男はこの年齢でどの様な状態にあるか誰でもわかっているだろう、いや実際には女性も同じ様な物らしいが此方は選り好みをしなければどうにでもなる、
しかしベースには独身男の数に見合う女性は居ないし一般市民との接点も少ない、
いわば性欲に関して言えば飢えた狼の状態になっている、飢えた狼が家畜を襲わないようにするには餌を与える必要があるのは自然の理だ、軍隊で訓練を繰り返した若い兵士はいわば牙と爪を研ぎ澄ました状況で羊の群れに解放しているような物だ
誤解しないで貰いたい「理性と倫理」でやってはいけない犯罪でこの事を弁護する気は全く無い、しかしその前にアメリカ軍はこの部分を軽く見すぎているだろう、
中東駐留軍には女性兵士も多く含まれていたがこの兵役中にかなりの私生児がうまれ、其処までに行く前に帰国して処理した事が実に多かったと聞く、
売春は文明国家社会で許されない事だが現実にその処理が出来ない若者達に取っては悶絶するような拷問である事も確かだろう、殆どの国が見てみぬ振りをしている事を見れば必要悪(此れを悪と言うならばだが)ではなかろうか?
今の日本は文化国家だから売春は有りませんと言える人が居たら御目に掛かりたい物だと思う、女性達もその事に関して「おぞましい、絶対に許せない」と言う人は恐らく本の一握りだと思う、事の良し悪しを言う前に牙を研いでいる野獣は有る程度腹を満たしておかなければいけない

根拠の無い自信は滑稽だが

2012-10-17 11:19:09 | 雑記
フランス国営テレビが合成写真を作って原発事故の関連を揶揄したと言う、核汚染による奇形を思わせる画像はジョークの範囲を超えている、
フランス人のジョークはヨーロッパ圏でも嫌われているらしい、どうもこの人種は昔から「我が国民は優れていて他の人種とは違う」と言う妙な優越意識があるようだが調べてみると「フランス人」と言う民族は居ないようだ、
彼らが誇るのはその文化らしいがこんな悪ふざけをジョークだと思っているところを見るととてもその文化意識は誇れる物では有るまい、
他人を不快にする様な言葉はジョークとか冗談とかは言わない、其れが強力な権力に向っているならまだしも唯民族文化が違うと言うだけで更に天災で未曾有の被害を蒙っている人達に向って心無い事、ご丁寧に合成写真まで作って行うというのは「失言」では済まないはなしだ、少し前に広島と長崎で被爆した人を「世界で一番運の悪い」と揶揄した事もあったが「世界で一番運の悪い」事を核兵器の廃絶にと真摯に受け取るならともかく、お笑い番組で笑い物にすると言う神経は普通では有るまい。
彼らは「フランス語は世界で一番美しく洗練された言葉で他の言葉は劣っている」と言って憚らないがどの国も自国の文化には自尊心を持っている、恐らく近隣の国民はフランス語が自国の言葉より美しいと思っている国は有るまい、
何処からその自信が来るのか解らないが根拠の無い自信は他から見れば滑稽でしかないが其れが他民族を侮辱する様な発言になれば滑稽で済まされる話ではない、
この滑稽な「根拠の無い自信たっぷりの人種」は中国人であろうが中国と言う国は幾つかの人種が入替わり立ち代り国家を形成して来たので「中国国家(中華人民共和国)」と一括りにするのは若干問題があるが「漢民族」の「中華思想」と言うのは「漢民族は世界で一番優秀で世界の持ち主」と言えそうな思想だそうだ、あらゆる民族を導くのが漢民族の使命で有ると言う様な発想原点から「あらゆる領土は我が国の物だ」と言う発想がでるらしい、尖閣列島や南沙諸島は言うの及ばずチベットも更にその昔はベトナムも「越南」として中国の領土だと言っていた、恐らく言いたい放題にさせたら南は朝鮮半島から日本列島全部「漢民族」の領土になりかねない、まあその昔日本の大君は「朝遣」をしていたのだから向こうからすれば「日本は我が国の属国である」と言う様なものかもしれないが、
此方からすれば「使える権力は上手に使う」と言う事に過ぎないし実質属国になった事はない、「漢倭奴国王」などと言う金印を有り難がったのは唯単に隣地を併呑するのに利用出来る「錦印」でしかなかった、
現代社会においてその人数と経済発展で重要な市場になっているのは「未だ発展していない国」だと言う事に過ぎないが「わが国は世界のリーダー」だと言う態度はやはり滑稽だ