河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

明けまして、猫におせち!!

2022-01-01 03:21:57 | 絵画

やっとブログが書けるようになりました。年末はGOOポイントを上げるから申し込めと言われて、そのページから脱出できなくて、書くのを諦めていました。でも年が明けたら、向こうもあきらめたのか、新(奇)投稿が出来るようになりました。

大みそかに水産高校のN先生(中村先生)が御節を持ってこられて、いつも通り話をしていかれました。独り者の年寄りが猫を相手にボーっとして時を過ごすと、やはりストレスが溜まるので、助かっています。特に猫は社会とか政治の話をしないので、私の最も興味をそそる話をもってこられます。浜田市に介護保険料を払っていても何もしてくれないけど、代わりに先生が無償の絆を作ってくださっている。自分は何をするのか、年が明けて今年は大きな決断をする年になりそうだと思う。

先生のおせちに自分が作った御節が加わって、夕食時に猫たちに囲まれて、「一口食わせろー!!」要求で8っ匹にせがまれて、生の魚、つまり刺身を買ってきて、少しだけおすそ分けする。ノルウェーサーモンがこの日光から閉ざされた冬にはビタミンDを摂取するのによいと一切れ買ってきた。年の暮れは「何でも高くなっている」のだが、一切れ850円と割高。だが私は魚屋でバイトしたくらいだから、一番脂ののっている「腹身」の所を選んで買った。

猫達は臭いで全て理解している。よそ見をすると一切れ全てをくわえて逃げそうな子もいるから油断はできない。大きい一切れをやる必要はなく、歯で細かく切って与える。猫半分、私半分という具合で、あっという間に刺身は無くなったが、私の膝の上から逃げない子はしつこくせがむ。この子たちにはくたびれるが、すこし遊び心で、別の肉とか食べさそうとすると拒否するので、ちょいとそこいらに在った物をサーモンが載っていた皿の上の脂を練りつけて箸でつまんでニャンコの口に持って行くと、飛んで食いつく。

ひひひ!!これはたくあんじゃ!!騙されよって、食い意地の張ったニャンは飲み込んでしまったので、もう一度やってみたらやはり食べた。多くの猫は噛んで砕くことをしないから、そのまま飲み込むので・・・。たくあんのまま目の前の出すと顔を背けて逃げよった。ノルウェーサーモンは特別脂がのっていて有難い刺身だ。ちょいと席を立ったら、誰かが中村先生から貰ったおせちのお重の端っこをかじっている。いけんちゃ!!油断でききんがね。次からお前たちにはたくあんにサーモン脂だ。

猫に小判、猫にかつぶし、そして猫におせち。

父が生きている時は24種類の自作のおせち料理を詰め込んで持参した。普通の主婦が作らない鰆(さわら)の山椒味噌焼き、真鯛の西京焼き、伊達巻とか、手間のかかるものまで入れ、柚子の実を半分に切り、中に大根と人参の紅白なますを入れて重箱の中に色どりまで考えて作ったものだが、父にそして姉まで亡くなってから、自分のおせちの範疇に戻った。それは数の子の松前漬けと黒豆、紅白なます・・・程度かな。黒豆を美味しく煮るのは難しく、毎年柔らかさが気に入らない。そうそう黒豆を食べるニャンコもいるから嬉しい。

ああ、老々介護のトラちゃんはサーモンを一番もらってご機嫌だった。顔が年寄りから若者に代わるから不思議だ。年寄り猫の健康は食事をたくさん食べるかどうかだ。食事が細ったら、もう直ぐだと覚悟しなくてはいけなくなる。

また書きます。皆さまにとって2022年が良い年でありますよう!!