大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

衣喰塩梅(天ぷら/神戸市中央区)

2005年09月09日 20時42分10秒 | ジャパニーズ
 神戸の本町に激安&劇旨の中華料理屋があるらしい。再開発かなんかで、ビルに建て替えられるけど、その間は営業しないらしいとの話を聞いたので、メンソールは速攻神戸に向かった。

 ところが、どこで何がどう間違えたのかはわからないが、琴ノ緒町の裏手にある天ぷら屋に入ってしまった。琴ノ緒町というのは、メンソールにとってはちょっと思い出のある町なんだけど、そうした昔話は置いとくことにしよう。

 店は、四角い提灯だけが目立っている。引き戸を開けるとカウンターのみ六席くらいの店。天ぷらやというと、高いというイメージがあるけど、串カツは安いのになんで天ぷらは高いねんというオーナーの思いから、なんと一串100円。店にはいると、取りあえずのドリンクオーダーを取ってくれる。メンソールはトリビーにした。続いては、伝票を渡され、壁に書かれているメニューから、自分の食べたいものを列記していく。お初のメンソールは、串八本に稲庭うどんのコース(1,500円)を選んだ。串は、肉系&野菜系で計30種類くらい。ドリンクメニューも焼酎からワインまで結構揃っているが、お勧めは日本酒。

 すると、野菜スティックと、塩を三種類(ノーマル、抹茶塩、カレー塩)と天ツユがセットされる。串カツ屋とは異なり、食べるペースに合わせて一本ずつ揚げてくれるので、常に揚げたてのアツアツが食べれる。しかし、他の客ともタイミングを合わせるので、料理が出てくるのはかなり遅い。メンソールは18:00に入って、串八品のコースを食べ終わったのが20:00近くだった。なので、飲兵衛でないと辛いかも…。メンソールは、店主が選んでくれる地酒が気に入ったのと、店主もアスリートということもあって、共通の話題で弾んだのでサービングの遅さはあまり気にならなかったけど、途中で我慢できなくなって帰ってしまった客も一組いた。

 野菜スティックを食べ終わると同時にビールもなくなっていたので、ワインをハーフボトルでオーダーした。ワインを飲み終わったころに、ようやく串は三品くらい食べてたので、漬け物と地酒をオーダーした。出てきたのは、『雨後の月』だった。漬け物は自家製で、オーダーすると糠床から出してカットしてくれる。これがセクシーな味で酒が進む。二杯目は漢字が出ないのでひらがなで書くけど『だっさい』で、三杯目が『鷹勇』のなかだれ。

 なお、店名は『衣喰塩梅』と書いて『いいあんばい』と読む。大阪弁なら『ええあんばい』かな。店はなかなかにいい感じ。次々とのぞく客がいるので、予約はしておいた方がいい。席が空いてても、店主のキャパを越えると判断した場合は断るみたいなので、できれば事前予約がいいと思う。それと、サービングは遅いので、オーダーは最初に一気にしておいた方がいい。最終電車とか気になるなら追加オーダーは無謀かしれん。天ぷらを食べるのではなく、店主が選ぶ地酒を飲みに行くのが楽しいと思う。なお、メンソールが頼んだコース(1,500円)は、稲庭うどんに換えて天巻きとすることもできる。天巻きというのは、天ぷらを巻いた巻きずしのこと。天むすの親戚だな。


(店 名) 衣喰 塩梅
(ジャンル) 天ぷら屋
(所 在 地) 神戸市中央区琴ノ緒町4-7-15
(電 話) 090-3843-0374
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 水曜日
コメント (2)
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