大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

BAR DEL PARADISO(難波)

2006年02月04日 16時22分58秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 エノキ屋酒店に行こうと思い立ったものの、突然予定を変更していった店。大阪府立体育館の南側にあるので、それほど迷わずにいけると思う。その一角だけ緑に囲まれたようなセクシーな店。テラス席もあって、こちらはペット同伴でもOK。ちょっと若者向けの店のような気がしたので、突入するのをちょっと躊躇したんだけど、エイヤーの気合いと共に突入した。そのままカウンターに陣取る。
 
 カウンターバックには大きな黒板があって、そちらにフードメニューが書かれている。それほどアイテム数はないんだけど、スタッフがフレンドリーに話しかけてくれ、こちらの好みを聞き出し、この日のお勧めなどをさりげなくサジェストしてくれる。

 メンソールはトリビー。ふと見るとアサヒスーパードライのサーバだったので、オーダーを変更しようかと思ったんだけど、まあ喉も渇いてることだし、一気飲みすればいいかと言うことでそのままにした。

 スタッフのサジェストに応じて、アンティパスタからは鶏肉の煮込み、トマト添え。アヒージョがいいよと言うことで、タコ&キノコのアヒージョもオーダーした。しながら、アヒージョってスパニッシュな料理じゃなかったかと思ったりした。綴りと発音の関係もスパニッシュぽいっし…。

 ビールを飲み干したところで、スパニッシュっぽい料理もあることだし、ひょっとしたらサングリアでも隠してあるんじゃないかとは思ったけど、初めての店でそこまで節操のないことはしないことにしてるので、素直に赤ワインをオーダーした。好みを聞かれたので、ヘビーなヤツといったら、出てきたワインはバンドール。ヘビーだった。香りは柑橘系が強くて、ヘビーなワインとは思えないんだけど、飲むとしっかりヘビーで、タンニンがすごい。

 次もワインで別のもの。エスクード・ロホだろうと思うんだけど、バロン・フィリッペ。デル・ロスチャイルドの文字が気になる。ちなみに英語読みするとロスチャイルドなんだけど、フランス語読みするとロートシルドね。シャトー・ラフィット・ロートシルドなんかでおなじみのロスチャイルドだけど、どんな関係があるんだろう。畑の所有者かな?。

 最後はグラッパにしたかったんだけど、グラッパは置いてなかった。「僕だったらジントニックですね」の言葉に触発されて、「じゃ、テキーラのソニック」と答える。「ソニックとオーダーされたのは初めてです」とあとで感心されてしまったそうだ。今は無き、いやあるけど…、Sicksでは、平然とソニックという言葉が使われてたんだけど、バーテンダー用語なんだそうだ。

 さて、フードメニューはそれほど多くないですけど、スタッフが巧みに誘導してくれるので、余り気にならなかったりします。気さくに話しかけてくれるので、余り緊張することもないし…。男性スタッフは二人いたのですが、どちらもアウエアネスはあるし会話も上手で好感が持てる。汚点があるとすれば女性スタッフ。新人なのかもしれないけれど、靴を履いた手を洗わずにサービングするな。入り口に背中を向けて立つな、など言いたいことは山盛り。再教育を求む。


(店  名) BAR DEL PARADISO
(ジャンル) イタリアンバール
(所 在 地) 大阪市浪速区難波中3-8-22
(電  話) 06-6644-0024
(営業時間) 11:30-24:00。ランチは14:00まで、ディナーは17:00から
(定 休 日) 日曜日
コメント (3)
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BAR CADBOLL(バー/天満橋)

2006年02月04日 15時38分54秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 この日はボクシングの練習日だったんだけど、ちょっと体調が悪かったので立ち寄ったバー。郵政公社の隣にあるエルおおさかの東側の裏通りにある。ぽつんと一軒といった感じなので、このあたりの地域住民の方々のオアシスとなっている。トイレにスコットランドの地図が貼ってあったりするとおり、シングルモルトの取りそろえも豊富。

 メンソールは例によって、マティーニからはいる。ちょっと陰になってたのでジンとベルモットの銘柄は見れなかったけど、ステア回数は80回だった。オリーブに刺さっているのは銀製のピン。

 二杯目は、ホットビール。メンソールは燗ビールと呼んでるけど、温めて飲むビールというか、温めて飲むことを前提をして作られているらしいビールでリーフマンのグリュクリーク。何とホットビール専用のグラスで出してくれた。別の店では、ビンごと湯煎にしてくれるんだけど、鍋に移して直火で温めるらしい。ちょっと熱めだった。

 最後は、メンソールの真っ正面にあった赤ワインカスクのシングルモルト。去年までワインと焼酎ばかり飲んでたから、今年はモルトに復帰しようかと考えるメンソールであった。


(店  名) BAR CADBOLL
(ジャンル) バー
(所 在 地) 大阪市中央区石町2-2-20 近松ビル一階
(電  話) 066944-2918
(営業時間) 17:00-25:00
(定 休 日) 日祝

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紫微星(天四)

2006年02月04日 15時16分56秒 | チャイニーズ
 2005年12月8日、突然天四に出現した中華料理の店で、スタッフは中国人。一度ランチに行ってみて、興味を持ったので、オフを開催してみました。以前は何があったのかということが話題に上ったのですが、メンソールが調査したところによると果物屋だったらしいです。

 シェフはニューオーサカホテルで働いておられたようで、広東省の方らしいんですが、広東料理にこだわらず、上海、広東、四川などの技法を駆使した新中華料理と銘打っているようですが、北京系の料理はあまり作らないのだそうです。確かに、醤油や黒酢を駆使した甘く濃厚な味は広東料理の特徴だったりしますが、メニューの所々には四川料理のメニューが顔を覗かせていたりしました。

 四川料理というと、麻婆豆腐、担々麺、回鍋肉、青椒肉絲などの唐辛子と山椒を使ったピリ辛な料理をイメージされるとおり、香辛料を多量に使った料理が有名です。青椒肉絲は辛くないじゃないと言われるかもしれませんが、青椒はピーマンのことではなくて青唐辛子を使うのが本式であるとの話を聞いたこともあります。実際に青唐辛子を使ったにはお目にかかったことがないので、真偽のほどは判りませんが…。

 四川料理には、魚香醤というものがあって、メンソールは川魚を発酵させて作った調味料という風に理解してます。で、この日は魚香肉糸という魚香醤を使った四川風の青椒肉絲の様な料理もオーダーしたんですけど、独特の香りがあり、酸味のある味噌味のような感じの味なので、苦手な方もおられたようです。四川料理の特徴は麻辛で表されますけど、酸辛(酸味があって辛い)が特徴なのは、四川省の南側にある湖西省の料理だと聞いています。残念ながらまだ食べてないです。京都に湖西省料理を出してくれる店があるとは聞いているので、情報が入り次第行ってみたいとは思っていますが…。

 脱線しちゃいましたけど、なぜかオーダーがメンソールに一任されてしまったので、好き勝手オーダーしました。まずは紹興酒。今回は飲める人が少なかったので、一番安いボトルにしました。前菜からは皮蛋と糟鶏。糟鶏というのは蒸し鶏の紹興酒糠漬けのことで、もう少し日本酒の酒糟の様な味と香りなんだろうと想像したのですが、意外とあっさりした感じ。もちろん普通の蒸鶏とは味の深みが違うんですけど、これが紹興酒の酒糟といった感じの強烈な主張はなかったです。

 スープの方はキノコ入りの酸味スープ。いわゆる酸辛湯で、ちょっと違うけれどトムヤムクンの中華料理版といった感じ。メンソールが酸辛湯が好きだということもあるんですけど、フカヒレの姿に入り醤油味スープは5,000円もするので…。

 先に言っとくと四川という土地は内陸部にあって多湿な土地で発汗がしっかり出来ないので中風になる人が多いそうです。そこで、強制的に発汗させるために麻辛な料理が発達しました。あと、海がありませんので川魚を使った料理が豊富ですし、魚香醤の様な川魚を発酵させた調味料もあります。で、この酸辛湯なんですけど、かなり生姜と黒胡椒の味が利いていました。生姜は体温を上げて発汗を促す効用があるのでこうした味付けの料理が発展したものだと思われます。

 魚貝類系としては定番の乾焼蝦仁(海老のチリソース煮込み)をオーダーしました。やや四川風の唐辛子が利いた味。メンソールは海老よりも唐辛子の量の方が多いエビチリを食べたことがあるので、この程度の唐辛子量は全然驚かないんですけど、辛口が苦手な方には辛かったようです。エビチリといえばサクッとした歯応えの野菜が入ってますが、あれは中国クワイで、日本産のクワイよりもサクサク感があって、海老のプリプリ感との対比が面白かったりします。

 肉系は、鶏とピーナッツのピリ辛炒めと上でも紹介した魚香肉糸。野菜系は、料理名を忘れちゃったけど揚げ豆腐を使ったもの。

 メンソールは、中国語は出来ないけどいくつかの料理名を中国語で発音することは出来るので、中華料理が好きで詳しい人と思われてしまったらしく、食事の途中でシェフがテーブルに挨拶に来てくれたりした。メンソールがオーダーした料理は、普通はオーダーされない料理なんだそうだ。

 デザートとしてオーダーしたのは、揚げパンのミルクがけ。中国語では虎皮刀切と書いてあった。胡麻団子といえば一般には挙げたものがポピュラーだけど、メンソールがオーダーしたのは芝麻湯圓というゆで胡麻団子。そしてお勧めにしたがって杏仁豆腐。メニューには正式杏仁豆腐と書かれていて、しっかり杏仁から作ってるらしい。食感は豆腐に近い。

 まとめると、一般的な中華料理屋で食べる味とは若干異なっているので、初めて行く場合には定番のニューから選ぶのが無難だと思う。麻辛だけではなく魚香醤などの独特の調味料を使った料理が四川料理の特徴なので、劇辛麻婆豆腐が食べれるから辛い料理でも平気という心構えで食べると、ちょっと食べにくいかもしれしれない。でも、メンソール的には、シェフと相談しながら、シェフお勧めのメニューにない料理を作ってもらいたかったりするかな。
 

(店  名) 紫微星
(ジャンル) 中華料理
(所 在 地) 大阪市北区天神橋4-12-27
(電  話) 06-6358-7808
(営業時間) 19:00ごろ-22:00ごろ
(定 休 日) しばらくは無休
(店  主) 徐智剛
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Douce(靱公園)

2006年02月04日 13時48分00秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 ビルの奥にあるので分かりにくいんだけど、総菜で一杯飲むのが楽しい店。移転前の『トルトゥーガ』があったビルの奥といえば判るかな。ちょっと変わったレイアウトの店で、店のセンターにトイレがあったりするけどあまり違和感は感じない。こういった店に特徴的なのは暖色系の照明と、木の多用、床なんかも木を感じさせる配色なんだけど、この店も例外ではない。カウンターがちょっと高いので、ストゥールに乗るのがちょっと大変なんだけど、座ってしまえば別に気にならない。それよりは、カウンターに座って女将と話をしながらメニューを決めていくのが楽しい。

 酒類はそれほど多品種が置かれているわけではないが、メンソールはメンソールはいきなりの日本酒から始める。『お福』オリジナルの日本酒で、倉敷にある森田酒造の大吟醸酒。いわしの丸干しは名物の突き出しで、メンソールはこれを丸かじりしながら日本酒を飲む。女将も日本酒が好きらしく、日本酒をオーダーしてもらえると嬉しいそうだ。メンソール的には、地酒を燗にして欲しかったりするが…。

 メンソールは取りあえずの造りを食べたあとは、総菜(大皿料理)を総ナメにした。総菜は日替わりなんだけど、メンソールが特に気に入ったのは鶏肉の南蛮漬け。最後の酢も全部飲み干した。

 あとは日本酒を飲み進む。ちょっと面白かったのは、サクラの花びらにつく酵母を使って作った『花百年』で、ほんのりとサクラの香りがするような気がする。通常は林檎につく酵母を使って作るので、吟醸酒の中にはしっかりとリンゴの香りがするものもある。最後は『タオを行く』という酒。色々と蘊蓄を効かせてもらったんだけど、忘れちゃった。

 総菜は、盛り合わせの量から、おにぎりの大きさや数まで調節してくれる。な
ので、一人で行った時に、少量ずつ多品種食べたい時にはとても嬉しい。


(店  名) Douce
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市西区京町堀1-13-17 ハイツオークラ靱公園一階
(電  話) 06-6447-4338
(営業時間) 11:00-15:00、17:30-23:00
      10:00-21:00(土祝)
(定 休 日) 日曜日
(店  主) 中島福子
(ウ ェ ブ) http://www.f-douce.com/




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