大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

夢屋(蕎麦/谷四)

2007年06月06日 00時37分46秒 | 麺類
 少し前に見つけた店。気になってはいたけど、閉店時間が早いので行けずにいた。この日は早く会社を出たし、本当ならば誰かを呼んで、心斎橋あたりで飲みたい気分ではあったんだけど、先週末のアルコール三昧を思い出して止めた。続いて、予約無しで『カメキチ』あたりに飛び込んでやろうかと思ったけど、これも自己却下し、『サルー』ででパエリアも何となく乗らずに止めた。『ミッシェル・ヴァン・ジャポネ』もちらり頭をかすめたけど、結局は蕎麦になった。と書くと、無気力なレポートの様に思われるかもしれないけど、かなり期待していたのは確か。

 かなり期待していた理由としては、ごく単純に旨い日本酒&旨い蕎麦にありつけそうだったから。店はガラス張りで、蕎麦屋としてはモダンな造りになってる。席に着くと、まず揚げ蕎麦が運ばれてくる。メンソールはまず日本酒メニューを吟味した。直感的にピンと来た日本酒をオーダーしてみる。これは失敗だった。知ってる銘柄にしとくべきだった…。

 アテとしてオーダーしたのが焼き味噌と、らっきょのサラダ。焼き味噌は焼きすぎで焦がしすぎ。苦い。うむ、外したか…、の思いがメンソールの脳裏をよぎる。続いてのらっきょサラダも、人参の千切り、貝割れ、らっきょをマヨネーズ風に和えたもの。酒のアテにはならん様な気がするな。オーダーしたのはメンソールだが…。

 蕎麦はもり。まず、つゆの薫りを確認し、一口飲んでみる。柔らかめで若干醤油系の味が主張するタイプ。次に蕎麦を、何も付けずに一気にすする。歯ごたえは十分。そして、香ばしい蕎麦の薫りが口の中から鼻孔に抜ける。ををっ、いい蕎麦だ。続いて何度かすすり、次に箸先にわさびを付けた状態ですすり、最後につゆを付けてすする。

 半分くらい食べたところで、田舎蕎麦のもりを追加オーダーする。ちょうど食べ終わった頃に出てくる様に時間差を付けたつもりだったんだけど、出てくるのの早いこと。三タテではないだろうとツッコミの一つも入れたくなる。当然つゆは新たに用意される。並蕎麦よりも濃厚な醤油の味が主張する。こちらも同じように、何も付けずにすすってみる。ワイルドな蕎麦の薫りが、少しの時間差を置いて鼻孔に抜けていく。至高の瞬間かもしれん。

 最後にそば湯。これがまた旨くて、ちゃんと蕎麦の味がする。これでつゆを割ると、これがまた旨い。醤油味の舌に、しっかりとカツオ味が踊っているのが明確になる。節系の出汁は生臭くなりがちなんだけど、そんなこともない。

 日本酒とアテに、ちょっと目新しい物を選んでみたので失敗だったけど、蕎麦は久しぶりにセクシーな物に出会ったという感じ。おろし蕎麦も、長野県産の辛味大根を使っているらしいので、試してみる価値はあるかも…。

 店を出る時に大将が、蕎麦は好きなのか?、と聞いてきたので、たまにしか食べないけど好きだと答えた。メンソールが食べてるところは、大将は見てないはずなんだけど、女将が逐一伝えてたんだろうね。




(店  名) 夢屋
(ジャンル) 蕎麦屋
(所 在 地) 大阪市中央区北新町3-2
(電  話) 06-6947-7779
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-21:00(平日)
      11:30-15:00(土曜日)
(定 休 日) 日祝
(ウ ェ ブ) http://homepage2.nifty.com/soba-yumeya/



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