![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/ff/544080c4fc6a06ac0d1b2fc2087f68c9.jpg)
辻仁成さんの小説のひとつに「サヨナライツカ」がある。
近々映画がロードショーになる。
主人公の沓子が住む最高級ホテル、オリエンタル・バンコクが舞台となっている。
(最高級という表現とその意味は本をご覧くださいませ)
この小説を読みながら、タイを訪れたことのない僕が壁の色やそのもてなしをイメージしていた。
なぜこんなに具体的なイメージなのか自分でも不思議だったが、その理由がやっとわかった。
ずっと前に亡くなった父がタイを訪れた時にここに4泊していた。
4日間はほとんど観光することもなくこのホテルの中にいたそうだ。
そのサービスと雰囲気のよさをアルバムの写真を見せながら何度か話してくれたのがオリエンタル・バンコクだった。
亡くなる前の最後の旅だったけれど、きっといい時間を過ごしたのだろう。
日々に追われてあまり思い出さなくなっていた親の笑い顔を思い出した。
SIGMA DP2
一昨日の表参道
近々映画がロードショーになる。
主人公の沓子が住む最高級ホテル、オリエンタル・バンコクが舞台となっている。
(最高級という表現とその意味は本をご覧くださいませ)
この小説を読みながら、タイを訪れたことのない僕が壁の色やそのもてなしをイメージしていた。
なぜこんなに具体的なイメージなのか自分でも不思議だったが、その理由がやっとわかった。
ずっと前に亡くなった父がタイを訪れた時にここに4泊していた。
4日間はほとんど観光することもなくこのホテルの中にいたそうだ。
そのサービスと雰囲気のよさをアルバムの写真を見せながら何度か話してくれたのがオリエンタル・バンコクだった。
亡くなる前の最後の旅だったけれど、きっといい時間を過ごしたのだろう。
日々に追われてあまり思い出さなくなっていた親の笑い顔を思い出した。
SIGMA DP2
一昨日の表参道
父親の思い出ですか・・
私の父は20年前に亡くなりましたが
私が子供の頃軍隊時代の写真を見せて説明していた事を思い出しますね。
ブーツを履いて軍刀下げてなんて写真でした。
乗馬と射撃は上手かったぞ・・ なんて話してましたね(笑)
子供が自分を追い越すのを喜んで見てくれていました。
亡くなる前に買ってもらったラム酒が今も思い出されます。
あまり見かけないモノなのですが、たまに見かけると
いつも父の事を思い出します。
読むということはその物語を楽しむだけでなく、
自分の人生の様々なことを照らし合わせることもいいですね。
親ってのは、自分が家庭を持ち独立してしまうと、相談する対象ではなくなってしまいますが、いざ亡くなってしまうと一番いい時期の思い出だけが残り、ある部分で重い存在感に変わっていくようにも思いますよね。
親からもらったものや愛用品などの記憶が、その時々を思い出させるってことがありますよね。
それは親に限らず、自分を支えてくれた人だったり交流のある人だったり、思い出の地であったり・・
そういうのがあるってことは、とてもいいことだと思うのですよ。
若いころに読む小説は、未知の世界や将来の糧となったり、疑似体験であったりするのですが、どうもこの年代になりますと自分の人生のどこかに照らし合わせたくなるんでしょうか・・
古い傷を思い出すようなところもありますが、若いころ読んだ時と違う感慨を味わうことがよくあります。
わたしのオヤジは5年ほど前に亡くなりました。
最後は少しボケていましたが、思い出すのは40年くらい前の姿です。
遺品のうち、家族が使わないCanonAE-1をもらいうけました。
以前AE-1を遺品でもらったと書き込みいただきましたね。
そういうのって印象に残りますね。
僕は母から使い古した硯。懐かしいです。