僕の住む町にはいくつもの公園があり、その一つに先日出かけた。
谷の下のまた下に天竜川が流れている。
眼下の段丘がミルフィーユのように重なって、霧の深い寒い朝は谷にミルクをたっぷり注いだように白く見える。
僕の家もミルフィーユの中にある。
とても景色のいい公園で、写真の右側には雑木の斜面があり上段に繋がっている。
ひさしぶりに訪れてみたらこの斜面上に2軒の家が公園を見下ろすように建っていた。
今までも右手に見える雑木林の奥に何軒も家は建っていたけれどひっそりと建てられていた。
この家を建てた人はこの借景がほしくて建てたんだろうな。
とても美しい景色だから。この家の人にとっては自慢の借景だろう。
でも僕にとってこの公園を訪れる魅力はちょっと減ってしまった。
土地を売った人も買った人も何一つ悪くないし法的にも問題はない。
一年に一、二度しか来ない僕は何も言う権利はないんだけど、ちょっと寂しい。ただそれだけ。
自分の家から見た景色はほぼすべてが借景であり、他所の家から見た景色もほぼすべてが借景だ。
他所から見た借景の中に自分の家はある。
景色に溶け込むような家を建ててくれたらよかったのに。ちょっと残念。
家は景色の一部であり、魅力あるものにもしてくれるけれど、威圧感や違和感を与えてしまうこともある。
たった一つの建物で、全体の景色のバランスを壊すこともあるのだと教えられた。
Leica M9-P + summilux 35mm F1.4 asph
一襞奥の赤石山脈は真っ白だ。ここ数日の雪で今撮影したらすべてが真っ白だろう。
谷の下のまた下に天竜川が流れている。
眼下の段丘がミルフィーユのように重なって、霧の深い寒い朝は谷にミルクをたっぷり注いだように白く見える。
僕の家もミルフィーユの中にある。
とても景色のいい公園で、写真の右側には雑木の斜面があり上段に繋がっている。
ひさしぶりに訪れてみたらこの斜面上に2軒の家が公園を見下ろすように建っていた。
今までも右手に見える雑木林の奥に何軒も家は建っていたけれどひっそりと建てられていた。
この家を建てた人はこの借景がほしくて建てたんだろうな。
とても美しい景色だから。この家の人にとっては自慢の借景だろう。
でも僕にとってこの公園を訪れる魅力はちょっと減ってしまった。
土地を売った人も買った人も何一つ悪くないし法的にも問題はない。
一年に一、二度しか来ない僕は何も言う権利はないんだけど、ちょっと寂しい。ただそれだけ。
自分の家から見た景色はほぼすべてが借景であり、他所の家から見た景色もほぼすべてが借景だ。
他所から見た借景の中に自分の家はある。
景色に溶け込むような家を建ててくれたらよかったのに。ちょっと残念。
家は景色の一部であり、魅力あるものにもしてくれるけれど、威圧感や違和感を与えてしまうこともある。
たった一つの建物で、全体の景色のバランスを壊すこともあるのだと教えられた。
Leica M9-P + summilux 35mm F1.4 asph
一襞奥の赤石山脈は真っ白だ。ここ数日の雪で今撮影したらすべてが真っ白だろう。
むかし教育次週の時言った言葉を思い出しました。
「人はパンのみに生きるにあらず」とは、
「人はパンを食ることが前提」だと。
芸術もそうですが、違和感のあるものは存在感があり、やがて芸術と言われることもあります。
見慣れればどうってことがないものもあります。
ただ、景観などについては、その根本的な理念を理解してもらうかガイドラインを用意していかないと、やり直しは効かないものです。
僕の地域にはまだ景観条例がないために、余計にこういう状況が発生しているのではないかと思っています。
地域のアイデンティティは仕方がないというだけで片付けられないとも思います。
できるこなら地域は美しいものであってほしいと願っています。
いつも生活する自宅から見飽きる事のない風景が見れたら素敵ですね。
何だそれだけで贅沢な気持ちになる事が出来ます。
景観と建物の共存、難しい面がありますね。
この写真のトーンは良い感じです。
絶景の見られる自宅に憧れる気持ちもよくわかります。
それだけで疲れが癒されますよね。
森の中にぽっかりとできた水たまりのような素敵な公園なので、ちょっと寂しく思いました。
森に馴染むような建物であったらと思うのですよ。
その人にとって魅力ある建物のおかげで、その付近の魅力が落ちるなら寂しいですね。
ゴミゴミした家と家に挟まれた我がウサギ小屋では,借景なぞ望むべくもありません┐(-。ー;)┌
調和した家造りというのはなかなか難しいですね.たしかに.
都会ってのは借景がちょっとでもあればラッキーですよね。
今回の家ってのは、景色を独り占めするために山を削ってせり出すようにガラス窓が飛び出してるような家は公園側から見れば圧迫感がありました。
まあ、ひとそれぞれと言えばそれまでです。
でもこの町はこれからそういう開発が一気に進む町なので、今から注意が必要だと思っています。
日本はそういうところが全然ダメで、都会でも地方でも街づくりの理念が欠けているのですね。街全体の景観に無頓着に自分の建てたい建物を建ててしまうので、チグハグで美しくないんだと思います。
一年に2,3度しか眺めない景色でも、一生に一度しか見ない景色でも、心に沁み込むような安らぎのある景観を作っていかないとだめですね。
街の景色はさておきで・・・・このシンボルツリーの姿に感動してしまったのですが、これはなんの木ですか? 茂っている時の姿もぜひ見てみたいです。 とても生命力を感じさせてくれる木ですね。