風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

辿る旅

2014-12-17 23:38:00 | 日記
両親を納骨したお寺が津にある

先月亡くなった姉の49日法要があって実家に帰った

法要の日は実家に泊まり翌朝津のお寺に向かった


兄に預かった鍵で納骨壇を開け祖父と両親に対面し手を合わせた

親鸞聖人の御廟に寄りお寺を後にした

この寺に来るたび会いたい人がいて尋ねられずにいた


今回は尋ねることができた


チャイムを押し名を告げてしばらく待っていると老婦人

あのころは教師になられたばかり

お琴を弾かれるぽっちゃり顔のお嬢様って感じの香久子先生


小学4年生以来半世紀もたっての再会

お話をしてハグをして少し涙も流して車まで送って頂いてお別れをした

なぜ今までお寺さんのすぐ近くなのに半世紀もの遠回りをしたのかと思う


そして


母の実家の墓のある斎宮へ向かう

土葬されていた墓地は隣の敷地に移され立派な墓地になっている

今はこの地で絶えてしまった母の実家


以前一体一体の墓石が朽ちかけたりして並んでいた

あんたとこは古いもんでさ~ここらで一番広いんやわさ~と

お墓を守ってくださった遠縁のおじさんが


これはあんたのおじいさんにおばあさん

それにこっちは・・・これもそうやわさと

教えてくれたのは数年も前のこと


今は新しい墓地の奥に無縁墓として積まれている

その一角の目の届く所に先祖のお墓が寄せられていて

祖父の名が確認できた









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