風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

大往生

2016-09-21 07:29:33 | 心理と真理
飼い猫のみーが命を全うした

飼い猫などと言ったら

娘夫婦に申し訳ないけれど

猫アレルギーの次女が

高校を卒業し大阪に就職した

その入れ替わりに

白と三毛の可愛い子猫が2匹

我が家にやって来た

小さな2匹の子猫は

末っ子の格好の妹であり友達となった
 
あれから23年

猫アレルギーの娘は高校生の息子を持ち

小さかった末っ子も30歳を超えた

みーの年齢は23歳と数ヵ月

みーの一生の半分以上はは三女夫婦が飼い主

気管支拡張症の夫の肺が

徐々に深刻化していく過程で

2匹の猫は隣に住む三女夫婦に引き取ってもらい

新しい家に引っ越す時も

家族として連れて行ってくれた

猫好きの娘婿のおかげで

我が家でいるより幸せだった

2人孫が生まれその泣き声は

み~の鳴き声に似ていた

上の孫は来年小学生になる

この23年

いろんなことがあった

みーにも人の人生のような終末期があり

小さな子供を育てながら

娘夫婦はその一生を

送り出してくれた


猫を拾ってきた末っ子が

みーに別れをして帰って来た昨夜

ぼそっと

みんなおらんようになったな~



みんなおらんようになっていくけれど

夫が亡くなったとき

3人だった孫が

7人になりまもなく8人になる

生も死も命を繋いでいく

ひとつのいとなみ





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