それにしても

久し振りにＰＣの前に座っている
最近は疎くなった目を駆使して

駆使ではなくて
苦使してスマホを使うことが多くなっている

便利になった
便利になったおかげで忙しくなった

便利になったおかげで訂正が楽になった
しかし誤字が増えた

誤字があっても
“ああ変換ミスか”で済ませてしまったり

なかにはとんでもない意味を持つ誤字でなければ
誤字に気付かず受送信している文書もある

通信に経費がうんと削減されて
膨大な量の資料が送られてくる

しかも一括操作だから何人に送ろうが大した労力ではない
しかし受け取った側では

膨大な量の中から自分の必要なものを抜き出す作業は
ばかにならない作業だ

しかもＰＣの画面で見るのはつらい紙面でみたい
全量プリントは出来ない

大まかに不必要と思える部分は除いてプリントする
それでも必要なのは10％以下だろう

それが大人数である
しかもその元の資料は２次3次へと転送されていく

そこでも同じ現象が起きれば
無駄にプリントされた紙がゴミの山になる

プリントする前のＰＣで選別する作業の人件費に比べ
紙にプリントする経費が安価だろう

しかし大元の発信元で各受信者宛に向けたものを
送っていればこの無駄はなかった

以前はＦＡＸで各人に必要なものをおくった
大元で省いた手間は各所で大手間となった

それは便利だとか発展だとかと言えるのだろうか
いろんなことが便利になっていろんな無駄が増えていく

体力的労力が減って
健康被害が増えて

お金を払ってまで
健康維持のためのエネルギーを消費しに行く

発展ってこういうことなのかなって
少し疑問に思うことがたくさんある

楽をするために
大変な無駄を作っているように思う

その無駄はやがて膨大な量になり
衰退に向かっていくようにも思えてしまう

そういえば
“祇園精舎の鐘の声　諸行無常の響きあり”のように

やがて
行きつく先は・・・