風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

大根のしっぽで連想することは

2009-11-23 10:41:00 | 日記
家の近くに無人野菜販売所ができた

筋向いのご主人が定年後に奥さんの実家の田畑で始めた野菜作り

それを今流行りの野菜市場で販売委託したりと本格的
そして家の近くの道端に小さな無人販売所を作って直営

営業は今のところ週に1・2回程度
商品は葉付き大根と葉付き蕪のみ代金は1本80円

新鮮でみずみずしい葉っぱ
1本ずつ買ってきて余すとこなく料理する

大根の煮物は大好物

大根の葉っぱは細かく刻んで即席塩漬け
蕪は薄くスライスして塩で水だしして甘酢漬け
厚く剥いた大根の皮も漬物に

大根の皮を剥きながら連想的に思い出すのが母から聞いた話

・・・・・

私が幼いころ姉は名古屋市のあるお金持ちのお医者様のお家に
行儀見習いという名の今でいう住み込みのお手伝いさんに行っていた

当時の田舎娘の就職は花嫁修業を兼ねてそんなのが多かったようだ

私は姉とは異母姉妹で母が後妻ということもあって随分年が離れていた
洋裁を習っていた姉がスカートやワンピースを作ってくれた
それは昔のスタイルブックの写真のようにとてもハイカラなデザイン

その姉の勤め先の行儀見習いの先輩が嫁いだ後
生活に困って元勤め先の医院の奥様に助けを求めた時
その奥様が「これはあなたが捨てた大根のしっぽを干しておいたもの」と言って差し出したそうだ

そんな話を姉から聞いた母が野放図な私たち夫婦を戒めるために私に聞かせた話


母が亡くなった今も大根のしっぽを洗うたび頭をよぎる


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