2月11日(火)
6時半から7時まで散歩。
帰ってから、玄関に用意しておいた旗竿と国旗を門塀に括りつけ、国旗を揚げた形にする。
曇り空で雰囲気はもう一つだが、日章旗は旗竿に大きく巻き付くこともなく、少し強めの風の中、終日きれいに翻っていた。
そろそろ洗濯をしようか。手に入れてから十年以上になるが一度も洗ったことがない。
五十年以上前の国旗と合わせて手元にあるのは三本。
一番古いのは中学生の頃、70年安保の前夜ともいえる時期のもの。
かなり不穏な時期で、なぜか町内会の主導で或る時一気に国旗を掲げる家が増えた。
小学生のころ田舎では国旗を揚げるのが当たり前で、祝日には道の両側の家々には申し合わせたように国旗をつけた竹竿があって、「日の丸通り」みたいな感じがして妙にワクワクしたものだが、兵庫県に出てきた時は全く周辺に国旗が見えず、同じ国ではないような気がした。
そのくせ田舎の学校にはなかった「教壇」の存在や、教壇のある割には先生と生徒が友達みたいな喋り方で終始する学校生活。
そんなときからの軒先に差し込む形で掲げる国旗。
すっかり黄色になってしまっていたのをこっちに持ってきて思いついて洗濯をした。
乾いたのを掲げてみてびっくりした。黄ばみは十分に取れているわけではないが、国旗ってこんなに鮮やかだったのか、と感心した。
とは言え、それなりに傷んでいる。段々に掲げているのが何だか申し訳ないような気持ちになって来て、新しい国旗を手に入れようと思い始めた。
ホームセンターで見つけた。神棚の隣りに売ってあった。能く見ると何だかおかしい。
国旗もだが神棚も妙に作りが雑な感じがした。どちらもmade in chinaだった。
買わなかった。靖国神社の頒布しているものを買った。
今日は遂に散歩以外、外に出ることはなかった。
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