またひとつ、走り去る夜行列車(天燈茶房亭主撮影によるイメージ画像)
また、夜汽車が最後の旅に出ます。
寝台特急「北陸」、明日ファイナルラン。
東京の北への玄関、上野駅と北陸の金沢駅を上越国境を越えて結ぶブルートレイン「北陸」。
走行距離が比較的短い上に、上野と北海道を結ぶ綺羅星のごとき豪華寝台列車の影に隠れて非常に目立たない存在でしたが、それでも堅実に夜の上越路を走り続けてきた名列車です。
同じ区間を走る急行「能登」も同時に運行を終えますが、こちらは多客期の季節運転列車として不定期ながらも走り続けます。
僕も「北陸」と「能登」のどちらにも十年程前にそれぞれ一度だけ乗車したことがあります。
「北陸」は金沢駅から上り列車に乗車したのですが、
車内検札が終わってシャワーを浴びてB寝台1人用個室「ソロ」のカプセルホテルのようなベッドに横になって眠りについたと思ったらもう大宮駅に到着していて、慌てて服を着たらそのまま上野駅に到着・下車、
寝台特急ながらもかなり忙しない、旅情を感じる暇も無い列車だな、と感じたのを憶えています。
「能登」は上野駅から下り列車に乗車、こちらは発車時点では完全な「帰宅列車」でしたが、途中でどんどん乗客が降りていってしまい、
気が付くと上越国境を走る自由席車の車内でひとりぼっちになっていました。
翌朝、北陸で目が覚めると今度は「通勤列車」になっていて、出社するサラリーマンの方々と一緒に金沢駅のホームに降り立ちました。
このようにどちらも、一風変わった雰囲気を持つ夜行列車でした。
九州からは縁遠い上越、北陸を走る夜行列車「北陸」「能登」。
僕も正直、地元九州を走るブルートレイン程には親しみを感じていませんでしたが、それでもとても想い出に残る列車達でした。
出来ればもう一度、乗っておきたかった…
そんな切ない想いを抱いたまま、明日は九州熊本からブルートレイン「北陸」に別れを告げたいと思います。
そして、「能登」には、不定期でも走っていてくれている間に何としてでも今一度、乗りに行きたい、会いに行きたいと願っています。
さよなら「北陸」、お疲れ様「能登」
また、夜汽車が最後の旅に出ます。
寝台特急「北陸」、明日ファイナルラン。
東京の北への玄関、上野駅と北陸の金沢駅を上越国境を越えて結ぶブルートレイン「北陸」。
走行距離が比較的短い上に、上野と北海道を結ぶ綺羅星のごとき豪華寝台列車の影に隠れて非常に目立たない存在でしたが、それでも堅実に夜の上越路を走り続けてきた名列車です。
同じ区間を走る急行「能登」も同時に運行を終えますが、こちらは多客期の季節運転列車として不定期ながらも走り続けます。
僕も「北陸」と「能登」のどちらにも十年程前にそれぞれ一度だけ乗車したことがあります。
「北陸」は金沢駅から上り列車に乗車したのですが、
車内検札が終わってシャワーを浴びてB寝台1人用個室「ソロ」のカプセルホテルのようなベッドに横になって眠りについたと思ったらもう大宮駅に到着していて、慌てて服を着たらそのまま上野駅に到着・下車、
寝台特急ながらもかなり忙しない、旅情を感じる暇も無い列車だな、と感じたのを憶えています。
「能登」は上野駅から下り列車に乗車、こちらは発車時点では完全な「帰宅列車」でしたが、途中でどんどん乗客が降りていってしまい、
気が付くと上越国境を走る自由席車の車内でひとりぼっちになっていました。
翌朝、北陸で目が覚めると今度は「通勤列車」になっていて、出社するサラリーマンの方々と一緒に金沢駅のホームに降り立ちました。
このようにどちらも、一風変わった雰囲気を持つ夜行列車でした。
九州からは縁遠い上越、北陸を走る夜行列車「北陸」「能登」。
僕も正直、地元九州を走るブルートレイン程には親しみを感じていませんでしたが、それでもとても想い出に残る列車達でした。
出来ればもう一度、乗っておきたかった…
そんな切ない想いを抱いたまま、明日は九州熊本からブルートレイン「北陸」に別れを告げたいと思います。
そして、「能登」には、不定期でも走っていてくれている間に何としてでも今一度、乗りに行きたい、会いに行きたいと願っています。
さよなら「北陸」、お疲れ様「能登」