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天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

さよなら「北陸」、お疲れ様「能登」

2010-03-11 | 鉄道
またひとつ、走り去る夜行列車(天燈茶房亭主撮影によるイメージ画像)

また、夜汽車が最後の旅に出ます。
寝台特急「北陸」、明日ファイナルラン。

東京の北への玄関、上野駅と北陸の金沢駅を上越国境を越えて結ぶブルートレイン「北陸」。
走行距離が比較的短い上に、上野と北海道を結ぶ綺羅星のごとき豪華寝台列車の影に隠れて非常に目立たない存在でしたが、それでも堅実に夜の上越路を走り続けてきた名列車です。
同じ区間を走る急行「能登」も同時に運行を終えますが、こちらは多客期の季節運転列車として不定期ながらも走り続けます。

僕も「北陸」と「能登」のどちらにも十年程前にそれぞれ一度だけ乗車したことがあります。

「北陸」は金沢駅から上り列車に乗車したのですが、
車内検札が終わってシャワーを浴びてB寝台1人用個室「ソロ」のカプセルホテルのようなベッドに横になって眠りについたと思ったらもう大宮駅に到着していて、慌てて服を着たらそのまま上野駅に到着・下車、
寝台特急ながらもかなり忙しない、旅情を感じる暇も無い列車だな、と感じたのを憶えています。

「能登」は上野駅から下り列車に乗車、こちらは発車時点では完全な「帰宅列車」でしたが、途中でどんどん乗客が降りていってしまい、
気が付くと上越国境を走る自由席車の車内でひとりぼっちになっていました。
翌朝、北陸で目が覚めると今度は「通勤列車」になっていて、出社するサラリーマンの方々と一緒に金沢駅のホームに降り立ちました。

このようにどちらも、一風変わった雰囲気を持つ夜行列車でした。

九州からは縁遠い上越、北陸を走る夜行列車「北陸」「能登」。
僕も正直、地元九州を走るブルートレイン程には親しみを感じていませんでしたが、それでもとても想い出に残る列車達でした。

出来ればもう一度、乗っておきたかった…
そんな切ない想いを抱いたまま、明日は九州熊本からブルートレイン「北陸」に別れを告げたいと思います。
そして、「能登」には、不定期でも走っていてくれている間に何としてでも今一度、乗りに行きたい、会いに行きたいと願っています。

さよなら「北陸」、お疲れ様「能登」

変身ももちゃん

2010-03-10 | ねことか
京都のkamimogファミリーで暮らすアメリカンショートヘアーの女の子、
ももちゃん。
ある日、ももちゃんが…

変身!



短毛種のアメショーには京都の冬の寒さはつらそうなので、
同居しているkamiちゃんとmogmog夫婦が「ねこ服」を買ってくれましたよ。
早速着せてもらって、温かくて気持ちいい?


kamiちゃんの隣でくつろぎモード。


それにしても、ド派手な服だなぁ…
「モヒカン服」と言うそうです。mogmog、凄いファッションセンス。


今週末、僕も京都に遊びに行くから、その時ももちゃんのモヒカン姿とねこタワーをよく見てこようっと。

mogmogは「ももこは新しい服が欲しいって。今度はミーちゃんに買ってもらおう。
ヾ(*Ő౪Ő*) うししし 」とか言ってるけど…w

「はやぶさ」帰還、秒読み開始!

2010-03-09 | 宇宙
「はやぶさ」回収カプセルの再突入イメージ 画像提供:JAXA

6月に迫った、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口淳一郎先生から、秒読み状態になった「はやぶさ」の帰還・再突入運用についてメッセージが出ています。

「はやぶさ」の帰還とカプセルの再突入・回収にむけて
(JAXA宇宙科学研究本部トピックス)

帰還・再突入にむけて、いよいよ佳境を迎える「はやぶさ」の運用。
満身創痍の「はやぶさ」がこの難関に挑むにあたって、山積みされる心配点。
そして、やり直しが効かない完全に一発勝負の再突入…
華々しい地球帰還というイベントを目前にしてもなお、沈着冷静に問題を精査され、そして毅然とそれに立ち向かおうという意志にあふれた、
「はやぶさを飛ばす男」川口先生らしい厳しくも頼もしいメッセージです。

僕も“漢、川口プロマネ”の期待に応えるべく、命懸けで声援をおくる覚悟です。

「はやぶさ、帰ってこい…!」

見る鉄日記 山里の駅の「SL人吉」

2010-03-08 | 鉄道
球磨川の畔、山里の駅に到着した「SL人吉」 JR肥薩線坂本駅にて

先週末の3月6日から平成22年度の運行を開始したJR九州の大人気SL列車「SL人吉」
運行初日のファーストランは地元の駅と鉄橋で見送りましたが、
運行2日目は山里の懐かしい雰囲気漂うJR肥薩線の坂本駅まで出かけて、のんびり『見る鉄』してきました。



日曜日の昼過ぎに八代市内から坂本方面行きのバスに乗って球磨川沿いを走り、坂本駅に到着。

趣きのある坂本駅の駅舎。100年前に肥薩線が鹿児島本線として開通した当時からそのままの建物なんでしょうね。
現在は無人駅となっていますが、駅舎と駅前広場はきれいに整備されています。

駅裏の斜面の上にある生活道路に登って、駅を見下ろしながら待つこと暫し。
遠くから汽笛とドラフトが聞こえてきました。


山里の駅に到着して、一息つく上り熊本行き「SL人吉」。

プラットホームまで降りて行って、間近からじっくり蒸気機関車を堪能することにします。

列車から降りて記念撮影に興じる乗客と、機関車58654の具合を確かめる鉄道員たち。

やがて出発時刻が迫ります。
客室乗務員の鳴らすハンドベルの合図に促されて、乗客が車内に戻ると、機関車58654が呼吸を整え始めます!

汽笛長声、「SL人吉」坂本駅を発車!

列車が行ってしまうと、後には煙と香ばしい「汽車の匂い」だけがいつまでも棚引いていました。
坂本駅は静寂に包まれ、早春の日がゆっくりと暮れていきます。

さて、僕も帰ろうかな。
次の八代行き普通列車は…1時間後か。


静かな山里の駅で、SLを満喫した『見る鉄』の日曜日でした。

阿蘇のふもとのパラボラさんに会いに行こう!東海大学宇宙情報センター編

2010-03-07 | 宇宙
写真:熊本空港の隣、阿蘇のふもとに屹立する東海大学宇宙情報センターのパラボラたち

熊本の空の玄関、阿蘇くまもと空港の滑走路のわきに、
パラボラアンテナが並ぶ謎の(?)施設があることは、地元熊本にお住まいの方ならご存知でしょう。
やたらと目立つ割には何をやってるのかよく分からない、それでもパラボラさんがいるということは、宇宙のにおいがする!
宇宙クラスタの血が騒ぐ!(笑)

という訳で、空港近くの熊本県の運転免許センターで免許証の更新をしてきたついでに、
謎のパラボラさん達の正体を調べてきました。
(取材日:平成22年2月28日)



熊本空港から俵山方面へと向かう道を進むと、「おお、見えてきた!」

敷地の外の道からパラボラさん達が並ぶ施設内を覗き見ると、こんな感じ。
ちょっと国立天文台野辺山にも雰囲気が似てるかな?
上を向いた大型パラボラと、ミリ波干渉計のような小振りなパラボラ群。
左手奥には天文台のドームも見えますね。


道を進むと、施設の入口を発見!

ちゃんと看板が出ています。
ここは東海大学宇宙情報センター、地球観測衛星をはじめとする各種の人工衛星からのデータを受信処理し、各研究機関に情報を提供するための施設だったのです。
ちなみに現在、運輸多目的衛星新1号「ひまわり6号」(MTSAT-1R)をはじめ、NASAの地球観測衛星テラ(Terra)アクア(Aqua)気象観測衛星ノア(NOAA)からのデータを受信処理しているそうです。


国立天文台野辺山と違って、施設は立入禁止で中を見学することは出来ないようです。
しかも最新の科学技術で警備されているので、絶対に立ち入れません。間近でパラボラさんを見上げられなくて残念…


仕方が無いので、敷地の外から撮影。
TOKAIのロゴ入りの、小さめのパラボラさんの足元にはライトアップ用の照明装置らしきものも見えますねぇ。


真上を向いた大型パラボラのシルエット。
阿蘇の風景によく似合います。

ちなみにここ東海大学宇宙情報センターは、10名以上の団体で事前予約すれば平日に限り施設内を見学出来るそうです。
僕が知る限りでは地元熊本県内唯一の大きなパラボラさんと会える場所なので、出来ればたまに一般公開してもらえると嬉しいんだけどなぁ。。。

おまけ画像
東海大学宇宙情報センターからの帰り道、通称「第2空港線」沿いで見つけた謎のパラボラ3兄弟。

これは本当に謎だwww
農道の脇に忽然と佇むパラボラ、国名が書き込まれているけれど、外国の衛星からのデータを傍受しているのだろうか…って、何だか普通のBSやCSのアンテナみたいなんだけど、いったい何を受信してるんだ君たちは!?

パラボラ3兄弟の正体を知っている方が居られたら、こっそり教えてください(笑)

RESTART!SL人吉2010ファーストラン

2010-03-07 | 鉄道
平成22年3月6日。今年も熊本に蒸気機関車8620が帰ってきました!
SL人吉2010、ファーストラン!

今年度は肥薩線白石駅にて停車時間の拡大が行われた以外は、運行ダイヤに昨年度と比べて大きな変更はありません。
下り列車の鹿児島本線有佐駅での運転停車も従来通り行われます。
ということで、今年もSL人吉のファーストランを有佐駅で出迎えることにしました。


午前10時過ぎ、汽笛と氷川橋梁を渡る轟音が聞こえました。
やがて有佐駅の構内にSL人吉が入線してきます。


機関車の顔を見ようと、編成の先頭へ向かってプラットホームを歩く横を、後続の特急リレーつばめが猛スピードで駆け抜けて行きます。
来年春の九州新幹線全区間開業で廃止となることが確定している在来線特急リレーつばめとSL人吉の出会いも、今年で見納めです。


リレーつばめを見送ったSL人吉は、やがて汽笛一声、有佐駅を発車します。
動き始めた機関車から、豪快にドレンを浴びせかけられてしまいましたが、これもまた楽し。
白い蒸気に包まれた汽車は、ゆっくりと駅を離れていきます。
「いってらっしゃい、SL人吉!今年もよろしく!!」

夕刻、熊本へと戻る帰りの上り列車を、有佐駅近くの氷川橋梁たもとで見送りました。

雨のファーストランとなりましたが、そぼ降る雨の中を往く蒸気機関車もまた風情があって佳いものです。
今日の肥薩線の車窓は、球磨川が川霧に煙って水墨画の様だったのではないでしょうか。

走り始めたSL人吉2010、今年も11月まで週末を中心に走ります。
僕も折を見て、乗りにいくつもりです。

「準天頂衛星みちびき」名付け親認定証が届きました

2010-03-07 | 宇宙
JAXAから届きました!
「準天頂衛星みちびき」の名付け親認定証。

→関連記事:「準天頂衛星の名付け親になりました!」(天燈茶房 TENDANCAFE 2010年01月20日)

昨日辺りから、Twitter宇宙クラスタ諸氏諸兄の「認定証届いたー!」という喜びの報告ツイートを目にしつつ、
「何故、僕のところにはまだ届かないんだろう!?ひょっとして郵便事故…?いや、そもそもWebの愛称応募が上手く送信されていなかったのでは…!?」
と随分気を揉みましたが、無事に立派な認定証が手元に届いてホッと一安心。
やっぱり、熊本の片田舎にまで届くのはそれなりに時間がかかるんだねぇ。

ところで、同封されていた送付レポートに拠ると「みちびき」の打ち上げは今年の夏とのこと。
5月の金星行き宇宙ブルートレイン「あかつき」打ち上げから僅か数ヶ月おいての、かなりハイペースな打ち上げスケジュールとなります。
今年は「はやぶさ帰還祭り」と「宇宙研相模原キャンパス公開(こちらも多分、はやぶさ祭り状態w)」、そして自分が名前をつけた可愛い我が子「みちびき」の旅立ちと、宇宙が熱い夏になりそうです。

金星行き「あかつき」、5月18日発車!

2010-03-03 | 宇宙
金星探査機「あかつき」(PLANET-C) 画像提供:JAXA

金星の大気の謎を解明することを目指す、日本初の金星探査機「あかつき」(PLANET-C)の打ち上げ予定日時が決定した。
懐かしいブルートレインの愛称を宇宙へと引き継ぐ“金星行き寝台特急”「あかつき」は、
“宇宙への超強力機関車”H-IIAロケット17号機にエスコートされ
5月18日6時44分14秒、金星に向かい暁の種子島から旅立つ!

H-IIAロケット17号機の打上げについて
(JAXAプレスリリース)

JAXA公式ホームページ上には、あかつき特設サイトも既にオープンしている。
あかつき特設サイト

金星探査機 PLANET-C「あかつき」プロジェクトサイト


朝風薫る初夏の種子島から金星に向かって、暁の宙(そら)へ。
「あかつき」出発進行!


「あかつき」は小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」世界初の大学開発の深宇宙衛星「UNITEC-1」などの4基の小型副衛星を“併結”しての打ち上げとなる。
これまた、ブルートレイン「あかつき」が「明星」や「彗星」、「なは」といった仲間のブルトレたちと共に編成を組み、一つの列車として走っていたことを彷彿とさせるではないか。

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」

UNITEC-1


金星探査機 PLANET-C「あかつき」ミッションマーク 画像提供:JAXA


寝台特急「あかつき」最晩年のヘッドマーク 併結する「なは」との愛称併記となっている

金星行き「あかつき」の“寝台券”を既に手にしている僕としては、宇宙へと旅立つブルートレインの旅の無事を祈るとともに、
その旅立ちの雄姿を是非、“始発駅”である種子島宇宙センターで見送りたいと思っている。
もし願いが叶い発車当日に種子島入り出来るならば、宇宙寝台特急の発車をこの天燈茶房にてレポートしたいと思う。