栗原市生活研究グループ連絡協議会(会長:菅原さだ子,グループ員210人)では,目標の一つに食文化の伝達や継承を掲げて活動を展開しています。そこで今年度のリーダー研修会では,料理を盛り付ける器,食卓を演出する道具としての器について理解を深め,好みの器に出会うことを目的に陶芸体験を実施しました。
平成24年1月19日,加美町宮崎地区にある切込焼記念館を会場に開催した研修会には,管内各地区会長を含め,25名が参加しました。
研修会では,製作品目ごとにグループをつくってから,順番に講習を受けました。平皿をつくるグループは,たたいて均一に延ばすことから,湯飲みや鉢などをつくるグループは,粘土を円柱状に整形することから始めました。粘土を扱い始めると童心に帰ったように楽しそうに作業が進み,思い思いに模様をつけたり,好みの形に仕上げたりして,1時間半後にはそれぞれの作品が出来上がりました。中には,講師の手を借りてプロ並みの作品になったものもあり,約2か月後の焼き上がりが待ち遠しい様子でした。
協議会では,平成24年度の行事で久しぶりに技術交流会の開催を予定しており,今回の研修がいいきっかけづくりにもなったようです。普及センターでは,これからも地域の知恵や技,資源を生かした活力ある地域づくりを支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
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