宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾「先進農業視察研修会」を開催しました。

2012年01月17日 11時48分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成24年1月13日,みやぎ農業未来塾「先進農業視察研修会」を開催しました。
 今回は,涌谷町で先進的な経営をおこなっている有限会社氏家農場の視察研修を行い,登米市内の青年農業者16名の参加がありました。
 氏家農場は,施設園芸(みずな,小ネギ)と水稲の経営を行っている法人です。
  農場としてのこだわりは,安全安心な食物を消費者に安定して提供することで,自らの野菜に自信を持っている様子が伝わってきました。
 その後,大崎普及センターが主催する青年農業者経営研修会に参加し,先進的な農業経営の中での6次産業化や農業をはじめ日本で議論の的となっているTPPについての勉強をしてきました。
 今回参加した青年農業者は,農業経営の実践事例と,今話題となっているTPPの課題について研修する機会となり大いに参考になったようです。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


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ホームページ研修会開催しました~宮城県鉢物生産組合~

2012年01月17日 09時23分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 12月21日に宮城県鉢物生産組合の有志を対象としたホームページ研修会を開催しました。
  今回は,みやぎ産業振興機構の支援を受けて,中小企業診断士清野浩司氏を講師にホームページやフェイスブックの活用について研修を行いました。
 東日本大震災では,鉢物組合員15名が被害を受けました。被災した15名は組合の中に復興班を組織し,東日本大震災農業生産対策交付金を活用し,いち早く施設の復旧にとりかかりました。
震災以降,全国の販売先や顧客からお見舞いや営農再開の問い合わせなどが多くあり,電話対応では的確で十分な情報が伝えられないことが多く,また,敬老の日や秋のガーデニングシーズンに向け本格的な出荷が始まろうとした矢先,放射能の風評被害により関東以西の市場から用土の放射能検査結果を求める動きなどがあり販売に苦戦を強いられました。
 復興に向けての組合員の話し合いの中で,「組合員の中からホームページ上で栽培履歴を公開したり,栽培品種の情報を提供できれば良いのに」,「組合員同士の情報交換をもっとし効率的に行う方法はないか」という声があがり,今回の研修会開催へとつながりました。
 研修会では,フェイスブックは,実名を出して情報交換するので情報に対する信頼度が高く,利用者が急速に増えているツールだと講師から説明がありました。
鉢物組合員は県内各地で生産活動を行っており,これまで,組合員同士で栽培技術や出荷状況等の情報交換は個々に携帯電話で行っていましたが,フェイスブックを活用すれば一つの話題を多く仲間に問いかけることができるので組合員相互の情報交換や,また,消費者向けの商品アンケート調査等にも利用できることから,販促ツールとして是非取り組んでみたいという声が聞かれました。
 研修会終了後,数名で早速取り組んでいくことが決まりました。普及センターでは,今後も農業者の情報発信や販促ツールの活用を支援していきたいと考えています。

担当:亘理農業改良普及センター


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水稲乾田直播栽培検討会を開催しました

2012年01月17日 09時05分40秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成24年1月6日,乾田直播栽培に取り組んでいる農業生産組織やこれから取組を計画している組織等が参加した検討会を開催しました。
  米価の低迷が続いている中,兼業化や高齢化にともない大規模経営体への水稲作付面積の集積が望まれています。しかし,水稲部門の規模拡大にあたり,育苗にかかる設備・資材コスト,労働力の低減と春秋作業の分散が課題となっています。
  プラウ耕・グレーンドリル播種方式は,水稲栽培の省力・低コスト化,春秋作業の分散による水稲作付面積の拡大をねらいとした方式です。管内でも,この方式による乾田直播の取組が始まっていますが,収量や品質が安定せず,技術の改善が課題となっていました。また,大規模経営体がこの方式を導入した場合の規模拡大の具体的なイメージが農業生産組織から求められていました。
  検討会では,既に取組を行っている農業生産組織を中心に活発な意見交換が行われ,収量・品質の安定には,除草や施肥体系が肝要であることを再認識しました。また,この栽培方式は各組織間の連携を深めることにより,一部の組織が導入している播種機等の機械を共同利用することや,各々の組織で所有している大豆や麦類で耕起・整地等に使っている機械を水稲にも効率的に利用することで,導入しやすくなるといった意見が出されました。
  参加者からは,「乾田直播栽培の収量・品質向上に向けた技術対策が見えてきた。乾田直播き栽培は,若い人に魅力ある米づくりだと考えている。これまでに導入した既存設備・機械を最大限有効に活用した米づくりを展開していきたい。乾田直播栽培に対する関心が高まっていると思う。今後もデータに基づく支援を願いたい」との感想をいただきました。
  普及センターでは,今後も乾田直播の技術向上と普及・定着に向けて支援していきます。

宮城県登米農業改良普及センター   
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5                                                                  電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522                                    Eメール:tmnokai@pref.miyagi.jp


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