宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ベジ☆Hope 定例会を開催

2013年05月13日 16時01分11秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻地域初となる若手女性農業者組織「ベジ☆Hope」では,結成1年を迎え本年度より持続的な活動を目的に2か月に一度,毎回第3水曜日に定例会を開催することとなりました。


 4月17日(水),「ベジ☆Hope」代表星名さやか氏自宅を会場にして1回目の定例会を開催しました。今回,各々一品持ち寄りの案内を出たところ,お菓子やお漬け物,中には茶碗蒸しといった総菜まで,参加者5名それぞれの“紹介したい一品”がテーブルに並びました。これら加工品の製作話しをきっかけに,農作業の手伝い(役割分担)は?子育て・家事のやりくりは?など,農家のお嫁さんならではの苦労や工夫話が飛び交いました。世間話の一方,現在育苗しているハウスを利用して野菜栽培を行ってみたい,直売用に鉢物等のラッピング技術を習得したいなど,各々が思い描く経営参画についての意見交換も行われました。


 普及センターでは,若手女性農業者が描くキャリアビジョン達成に向け,次回,ラッピング基礎講座を計画し,付加価値販売に向けた支援行います。

<連絡先>
 石巻農業改良改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435


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津波流入地域での「ぶどう栽培の取組み」

2013年05月13日 15時46分03秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 昨年12月に設立した株式会社ぱるファーム大曲(東松島市大曲)で水稲育苗ハウスを利用したぶどうの試験栽培を始めました。この会社では水稲を主要部門としており,農地復旧に併せた育苗ハウスの建設を進めています。この水稲育苗ハウスを有効活用するために,今年3月下旬にぶどうの苗木を定植しました。品種は「巨峰」及び「シャインマスカット」です。
 
 大曲地区は津波流入地域のため,作物の栽培には細心の注意が必要です。植物の生育初期は特に塩類耐性が弱いため,その対策として,水稲育苗ハウス内に植穴(直径80cm×深さ40cm)を掘り,苗木の根域を紙や生分解性マルチシートで包み込み,培土には水田土壌を用いました。
 
 苗木の生育は順調で,およそ9割で展葉を確認できました(5月9日時点)。
 
 新潟県の研究成果である「水稲育苗ハウスを利用したブドウのアーチ栽培技術(平成22年)」を参考に,被災地域での復興品目となりうるぶどうの普及を図るため,引き続き栽培管理指導を行っていきます。
 
<連絡先>
石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL:0225-95-7612

 育苗ハウス内での植穴堀上げ


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法人化を目指した舘島田生産組合婦人部研修会の開催!

2013年05月13日 13時17分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

 去る4月23日に角田市枝野の舘島田生産組合婦人部の法人化を目指した視察・研修会が行われました。

 舘島田生産組合(構成員27名)は,普及センター等の支援を受けながら法人化を目指している水稲を中心とした集落営農組織で,将来的には水稲・園芸部門に加え,婦人部を中心に運営している直売・加工部門の拡充も視野に入れています。

 視察先は,直売施設で惣菜・加工品を多く販売している,JAいしのまきの「ふれあい施設 菜花」で,視察当日は直売所の月1回のイベントの日で,惣菜の試食品の提供等もあり,開店直後にもかかわらず多くのお客様がいらっしゃいました。参加者は施設の運営や取り組み状況について熱心に聞き入っていました。

 視察後,舘島田生産組合の小野組合長から「平成26年1月法人設立を目標にして取り組みたい」との法人化に向けた展望の説明があり,その後,当普及センターから集落営農組織の法人化のメリット,法人化の課題・設立手順や先進的な事例について説明を行いました。これまで,法人化に向けた説明を男性陣の集まりではしていましたが,婦人部に法人化について説明するのは初めてで,参加した婦人部の方からは,「初めて聞く用語も多く難しいが,男性陣と連携して前向きに勉強していきたい」とのコメントがありました。

 当普及センターでは,今後もプロジェクト課題対象に位置付けながら,関係機関と連携し,法人化の設立及び運営強化について支援して参ります。

 〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

 


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酪農ガールズ設立総会が開催されました

2013年05月13日 09時21分57秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 普及センターでは2年前から酪農家の女性後継者や配偶者を対象に,ネットワークの構築を目指すとともに,技術や経営能力向上に取り組んできました。「酪農ガールズ」と名付けられた会への参加メンバーは月を追うごとに増え,現在18名となり,酪農業界の明るい話題となっています。 

 これまでは任意グループとして活動してきましたが,今後も永く続く会にしたいというメンバーの強い希望で,この度,規約を整備し,設立総会を開催しました。

 新会長からは,「7年前に東京から宮城に嫁いで来たときは,仲間も知り合いもおらず孤独だった。でも,今はこの会があるおかげで仲間ができ,やりがいができ,自分の居場所ができた。これから酪農に入ってくる女性にとっても,拠り所になれる会となりたい」と,熱い思いと抱負が語られた。

  今後は自立した会として運営していくようにサポートしつつ,会の発展を支援してゆきます。

▼〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

 

 

 


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