美里農業改良普及センター管内の平成25年産小麦栽培面積は約700haで,県内最大の小麦産地です。平成24年産麦の平均収量は346kg/10a,一等麦比率は92.3%と高い実績をあげています。
JAみどりの各営農センターでは,これらの実績を維持するため,追肥や防除,収穫など,ポイントとなる作業に合わせて栽培期間中3~4回の現地検討会を開催しています。 4月17日から22日にかけ,4営農センターで第2回目の現地検討会が開催されました。今回は追肥と除草に重点を置き,ほ場ごとの生育を確認しながら追肥の時期と量,除草剤散布の要・不要を普及センターから説明しました。
25年産小麦は降雨により播種時期に1ヶ月以上の開きがあり,茎数や幼穂長のほ場間差が大きくなっています。現在の幼穂長から見た管内の出穂期は5月17日頃であり,前年並からやや遅いと推測されました。
出穂期まであと1ヶ月弱,開花後は小麦にとって重要な赤かび病の防除が予定されています。今後も,現地検討会や情報の発行で生産者や関係機関に生育状況を伝達し,良質麦の生産につなげたいと考えています。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
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