仙台市では,津波被災農地1,800haの復旧工事が進められ,24年度の500ha復旧に続き,25年度再開予定地900haが復旧し,4月に水稲作付部分約600haの引渡しが行われました。
若林区種次地区の農業者13名で構成する「南部実践組合」(相沢組合長)では,本年度引渡し農地70haのうち水稲作付を計画した27haの農地のがれき除去を進め,5月14日の移植作業の開始にこぎつけました。田植機は仙台市の被災地域農業復興総合支援事業で借り受け,「ひとめぼれ」及び「まなむすめ」の2品種を5月下旬までに移植完了する見込みです。復旧初年目であることから基肥は従来の半分程度にし,生育をみながら追肥等の肥培管理を進めていくことになります。
今後は,JA仙台と連携し,本年度復旧した900haの水稲及び大豆の肥培管理指導を進め,従来と同等の収量及び品質を確保するように活動していきます。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp