宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地元産しょうがを題材に生産者と実需者との意見交換会を開催しました

2014年01月20日 17時19分59秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成25年12月18日に農家と実需者との間で,地元産しょうがをテーマに意見交換会を開催しました。

 水産加工業者とレストランに収穫した新しょうがを提供し,調理されたしょうがの品々を食べながら,情報や意見を出し合ったところ,実需者の需要量や活用方法,希望する入荷形態等が明確になりました。また,収穫後の品質低下の対策として,早期の一次加工など,対処方法の提案があり,出席した農家は,地元産しょうがの取り組みを展開するにあたり有用な情報を得た様子でした。

 「作ったものを売る」プロダクトアウト型農業から,「実需者,消費者のニーズに対応する」マーケットイン農業への転換が求められる中,今回の意見交換会は,有意義な機会となりました。


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栗原米を使った商品開発

2014年01月20日 10時50分03秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 栗原地域では,女性農業者やグループが起業活動として,地域の食材を活かした漬物や惣菜,餅加工などの農産加工に取り組んでいます。特に栗原地域はおいしい米の産地であることから,米を使った新たな商品開発を支援するため,第1回目は,「あられ」の菓子作り講座を行いました。2回目となる今回は,「大福,求肥(ぎゅうひ)※」の菓子作り講座を開催し,農産加工グループ員など14名が参加しました。
 講師には,仙台市で「菓心モリヤ」を営み,宮城調理製菓専門学校の講師もされている,森谷幸男氏を招き,豆大福と求肥を使った和菓子と赤飯の調理を行いました。始めに,「今は,どこにでもコンビニがあり,東京の街中でも田舎でも同じものが食べられる時代。だからこそ,ここの味を大事にして欲しい」と講師からお話をいただき,調理を開始しました。豆大福では,餅(皮)の加減やえんどう豆の硬さのポイントを,そして,求肥の作り方と扱い方など,手際よく教えていただきました。後半は,まんじゅうやわらび餅も調理し,全6品調理を行いました。参加者は,一つ一つのプロの技に驚きながら,少しでも自分達のものにしようと一生懸命話しを聞き,参加していました。
  現在,第1回目の講座で学んだ,「おこし」や「あられ」もさっそく商品化に向けた動きが見られます。今後も普及センターでは,女性農業者等の起業活動について支援を行っていきます。
 ※求肥:ぎゅうひ。白玉粉または餅粉に,砂糖,水あめを加えて練りあげたもの。やわらかくて弾力があり,日もちがよく加工しやすい。鹿の子や調布などの芯にしたり,薄くのばしてあんを包んでまんじゅうにする。

 大福作り

 真剣に話を聞く参加者

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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