宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「南三陸春告げやさい」の季節です

2014年01月27日 17時29分48秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

昨年12月から今月にかけて,「南三陸春告げやさい(※)」の指導巡回を行っています。

露地栽培のちぢみほうれんそうは,10月の日照不足や台風の影響から,ほ場によっては生育の遅れが見られました。葉色が薄くなっている株もみられ,追肥を行うように指導しました。

施設栽培の春立ちなばな,アスパラ菜では,摘芯時期,摘葉作業を指導しました。特に,アスパラ菜は栽培者数が少ないため,生産者間の情報共有が難しい状況で,巡回による指導が不可欠です。

ふきのとうは,1月中旬に収穫が開始されました。2月下旬~3月にかけて最盛期となる予定です。

巡回では,上記の栽培管理技術にあわせ,収穫調製作業の指導を行っています。

春告げやさいは,新規参入の生産者も加わり,今後の収量増に期待がかかります。

今後も関係機関,生産者と連携し,気仙沼・南三陸地域農業の復興に尽力していきます。

(※南三陸春告げやさい:気仙沼市,南三陸町で1月~3月に収穫される,なばな,春立ちなばな,アスパラ菜,ちぢみほうれんそう,ちぢみ小松菜,ちぢみゆきな,ふきのとうの7品目を指します。参照:ぷれ宮夢みやぎ http://www.premium-miyagi.jp/lineup/harutugeyasai.html)


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平成25年度第1回経営管理能力向上研修会を開催しました

2014年01月27日 13時41分21秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成26年1月17日に認定農業者や集落営農組織など,地域の担い手を対象に「経営管理能力向上研修会」を開催したところ,40名の参加がありました。今回は経営管理の手法を学ぶことを目的に,「儲ける経営のために実践すべきこと ~財務の視点から~」と題し,中小企業診断士の本田茂先生から講演いただきました。

 研修は,資金繰り表による管理の重要性や損益分岐点分析などについて,演習も交えながら進められました。演習では,仮の損益計算書をもとに損益の模式図化や損益分岐点の計算などが行われたほか,補助金が半分になった場合の演習事例もあり,今後の厳しい状況についても実感することになりました。

 今回の研修会では,数値による経営管理の重要性が認識されたほか,今後の経営を考えるいい契機となりました。普及センターとしては,今回研修した経営管理手法も取り入れながら,担い手の経営発展に向け支援していきたいと考えています。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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小ねぎ部会の後継者・参入者の技術向上を目指して

2014年01月27日 11時16分08秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 美里普及センター管内では小ねぎの周年栽培が行われており,「仙台小ねぎ」のブランド名で全国でも有数の産地となっています。小ねぎ栽培には高い技術が必要ですが,販売が安定しており部会活動も活発なことから,後継者や新規参入者が取り組みやすい環境が出来ています。
 今回は,JAみどりの仙台小ねぎ部会の活動の一環として普及センター職員が講師となり,若手生産者の技術向上を目的とした土づくりや肥料に関する研修会を実施しました。内容は各肥料成分の役割や効果等,基礎的な部分に重点を置きました。参加した7名の生産者は熱心にメモを取り質問も活発でした。気象変動や土壌病害に負けない小ねぎ生産のため,「土づくり」の基本について改めて関心が高まっているものと思われます。
 今後も,普及センターでは若手生産者の技術向上を積極的に支援するため,同様の研修会を複数回実施していく予定です。

<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
                                                             TEL 0229-32-3115
                                                             FAX 0229-32-2225


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登米市農業青年クラブがそば打ち交流会を開催しました

2014年01月27日 09時26分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 登米市農業青年クラブ主催の「そば打ち交流会」が1月20日に登米幼稚園で開催されました。そば打ち経験のあるクラブ員2名が参加しました。
 同クラブでは,地域や消費者との交流を目的に,3年前から登米市東和町米谷地区の遊休農地を活用してそばの栽培に取り組んでいます。交流会では,昨年秋に収穫したそばから挽いたそば粉を使用し,二八そばをつくりました。当日は登米幼稚園の園児12名が4つのテーブルに分かれて,クラブ員やそば打ちの先生と一緒にそば打ちを行いました。クラブ員は園児にそば打ちの工程をわかりやすく教えながら作業していました。続いてそばの試食です。そばの切り方は難しくて太い麺があったり細い麺があったりしましたが,新そばは香りが豊かでとてもおいしく,参加者みんなが笑顔になっていました。
 今後も普及センターでは農業青年クラブ活動を支援していきます。 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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