平成26年1月14日,本吉公民館で実践者から先進事例を学ぶため,普及センター及び管内関係機関が連携して「平成25年度気仙沼・南三陸地域農業経営セミナー」を開催しました。
これからほ場整備事業により農地復旧する地区では,ほ場整備を契機に担い手の育成や組織的な取組で地域農業の再構築を進めていく必要があります。今回は,ほ場整備事業実行委員や認定農業者を中心に76名が参加しました。
講師に,農事組合法人ゆいっこ 代表理事 今野氏(石巻市)と農事組合法人かがの営農組合 代表理事 熊谷氏(登米市)の2人を迎えました。
今野氏は,管内と同様に津波で壊滅的な被害を受けましたが,周囲の支援を受け営農再開を果たしたこれまでの経緯などを紹介されました。
熊谷氏は,水稲と麦類や露地野菜の組み合わせで周年就労体系を実践している農業法人のリーダーとして,組織運営で心がけていることなどを紹介されました。
参加者は,これから農地復旧をスタートする地域の農業者が多く,今回のセミナーをきっかけに地域の担い手として地域農業の再建を進めていくことが期待されています。
普及センターは,今後も関係機関と連携して地域農業の構造改革に向け活動していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044