ここ数年,園芸作物の生産現場において土壌の塩類集積とバランスの悪化による収量・品質の低下が顕著に見られており,普及センターで分析している園芸土壌の3割以上が塩類集積土壌と診断されています。普及センターではJAみどりのと連携して,塩類集積土壌対策のプロジェクトを推進しています。その活動の一環として,去る1月22日に開催された「JAみどりの園芸振興大会」において,東京農業大学の後藤逸男教授を招き「今こそ見直そう!野菜のための土づくり」と題し講演して頂きました。
後藤教授からは,過剰施肥により生育異常や土壌病害が発生し,減収や品質低下の要因になることを分かりやすく説明して頂きました。さらに,JAみどりの管内の土壌分析値を解析した結果,特に施設土壌が「メタボ化」しており,ECが高く,リン酸,石灰,苦土も過剰で,これまでの土作りの考えを「打ち捨てる」必要があると呼びかけました。参加した生産者からは,「以前の土作りの考えとはまったく違った」,「土壌病害とリン酸過剰の関係がよく理解できた」等,研修に参加して良かったとの声が多数聞かれました。
また,普及センターからは,本年度,塩類集積対策で設置した展示ほの成果について情報提供しました。今後も普及センターでは,JAみどりのと連携し,管内園芸産地の塩類集積土壌の改善に取り組んでいきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115
FAX 0229-32-2225
後藤教授からは,過剰施肥により生育異常や土壌病害が発生し,減収や品質低下の要因になることを分かりやすく説明して頂きました。さらに,JAみどりの管内の土壌分析値を解析した結果,特に施設土壌が「メタボ化」しており,ECが高く,リン酸,石灰,苦土も過剰で,これまでの土作りの考えを「打ち捨てる」必要があると呼びかけました。参加した生産者からは,「以前の土作りの考えとはまったく違った」,「土壌病害とリン酸過剰の関係がよく理解できた」等,研修に参加して良かったとの声が多数聞かれました。
また,普及センターからは,本年度,塩類集積対策で設置した展示ほの成果について情報提供しました。今後も普及センターでは,JAみどりのと連携し,管内園芸産地の塩類集積土壌の改善に取り組んでいきます。
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美里農業改良普及センター 先進技術班
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FAX 0229-32-2225