宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

石巻市牡鹿地区で7年ぶりの水稲生産が始まりました

2017年06月07日 11時19分18秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市牡鹿地区では,東日本大震災による津波及び地盤沈下により,農地・農業用施設に甚大な被害を受けたため,農業復興へ向け東日本大震災復興交付金を活用し農地及び農業用施設機械の整備を行っていますが,一部農地の整備が完了したことから7年ぶりに水稲作が始まりました。
 平成29年5月30日に営農再開のセレモニーが行われ,震災後に地域農業を担うために設立された牡鹿地区生産組合により田植えが行われました。
 営農再開に当たり,渥美浩晃生産組合長は,7年ぶりの営農再開であるが地域農業の復興と生産組合の経営安定を目指してがんばっていきたいと話していました。
 普及センターでは,関係機関と連携して水稲生育状況に応じた技術支援を行うとともに生産組合の経営安定化に取り組んでいきます。

 <連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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蔵王と丸森のいちじく生産者が生育に応じた芽かきを学ぶ

2017年06月07日 10時37分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月31日,JAみやぎ仙南の蔵王地区と丸森地区の両いちじく部会は,普及指導員を講師に芽かきの仕方についての栽培講習会を開催しました。

 いちじくは仙南地域における特産の果実で,主に甘露煮などの加工用として生産されています。今回の講習会は,いちじくの枝の繁茂を防ぎ,発芽後の初期生育を促すことが目的です。

 今年は両地区とも春の低温や乾燥によって,発芽しなかったり枝の伸びが不揃いになるなど生育不良な樹が目立っています。その対策として,芽かきを一度に行わず,今後の枝の生長に応じ数回に分け芽かきを行うことを検討しました。

 参加者からは,「生育不良の中で収量を確保するためには,芽かきは必ず数回に分けて行うべき」との意見や,「樹への害虫被害も多いので,防除対策も徹底したい」といった感想が聞かれました。

 今後も栽培講習会や現地検討会をとおして,仙南地域のいちじく安定生産を支援します。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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