宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA栗っこズッキーニ部会が出荷査定会と現地検討会を実施!!

2017年06月21日 15時21分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

<現地検討の様子>

 平成29年6月12日,15日,16日の3日間,栗原市内でJA栗っこズッキーニ部会による出荷査定会および現地検討会が行われました。
 ズッキーニの生産拡大を図り,販売額1億円の産地化を目指しているJA栗っこの管内では,新規栽培者の栽培技術向上や出荷規格の順守をどう達成するかなどの課題が出てきています。今回の現地検討会では,部会員の栽培技術や選別の向上を目的に,市内3地区で実施されました。
 参加者は各地区の集荷場に集まり,選別の仕方をビデオ上映で学び,A品とB品の出荷規格について確認しました。その後,品種比較試験を行っている現地ほ場へ移動し,収穫開始から中盤までのほ場を見ながら生育状況や栽培管理について検討しました。現地検討では,普及センターや種苗メーカーから栽培管理の指導を行うとともに,追肥のタイミングや,試験を行っている品種別の特徴などの情報交換が行われました。
 栗原市内では,これからズッキーニの出荷が最盛期を迎えます。皆様もお近くのスーパーや栗原市内の農産物直売所にてぜひ栗原産ズッキーニをお買い求めいただき,ご家庭で召し上がってみてください。また,栗原市内の飲食店でも8月7日から2週間程度,ズッキーニ料理を提供していただく「ズッキーニウィーク」を開催する予定になっていますので,ぜひ栗原にお越しください。
  なお,普及センターのホームページに「ズッキーニレシピ集」を掲載していますのでぜひご覧ください。
 「ズッキーニレシピ集」
 http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nh-khsgsin-n/zukkinirecipes.html

 <選別の仕方のビデオ上映>

<出荷規格の確認>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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大豆の「小うね立て深層施肥播種機」実演会を開催しました!

2017年06月21日 15時14分21秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 <播種機の説明を聞く参加者>

 平成29年5月31日に栗原市志波姫の大豆ほ場を会場に,「小うね立て深層施肥播種機」実演会を開催しました。
 栗原市内の主要な水田転作作物である大豆では,湿害や固定転作ほ場における地力の減耗による生育量不足が収量低下の大きな要因となっています。近年,湿害軽減対策として開発された“小うね立て播種技術”と,根粒菌の活動を阻害せず効率的に窒素供給する技術として開発された“深層施肥技術”を組み合わせた,新たな播種同時施肥技術が開発されました。そこで,この技術を栗原市内の大豆生産者に普及拡大するため,実演会を開催しました。
 実演会には生産者と関係機関等含めて35名が参加しました。始めに普及センターから小うね立て深層施肥播種技術の説明を行った後,協力メーカーのクボタアグリサービス株式会社より播種機の説明が行われ,その後,実際に播種作業の実演を行いました。実演会のほ場は同技術の実証・展示ほとして,隣り合った3筆のほ場で1筆毎に肥料の種類や量を変え,対照区も含めて3種類の施肥パターンを設けました。参加者は播種機の仕組みや播種速度,うねの形成具合,深層施肥の位置等を熱心に見学していました。
 今後は,実証ほの生育状況を随時調査するとともに,夏期には現地検討会を開催し,生産者と一緒に本技術の効果を確認していきます。

<深層施肥播種の様子>

<連絡先>
 宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0228-22-9437  FAX:0228-22-6144

 


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