宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

作付を前に最終確認!~大豆栽培講習会が開催されました~

2017年06月13日 16時46分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 県内有数の大豆産地である登米地域では,現在,各生産者が大豆の播種準備に精を出しているところですが,去る5月31日,播種作業を前に平成29年度大豆栽培講習会が開催されました。大豆生産で問題となっている雑草害,連作障害について今一度確認するため,普及センターとJAみやぎ登米が共催で開催したもので,生産者等約60名が参加しました。

 古川農業試験場の金野技師の講演では,除草の難易度で分類した雑草種の紹介の後,種ごとの対策について説明がありました。作業別の残草要因とその対策,効果的な作業方法等,明日からの作業に役立つ内容に参加者が耳を傾けました。

 また,普及センターからは,近年管内で発生が増加しているダイズシストセンチュウについて,一度ほ場内に入ると根絶が難しいことから,発生ほ場をよく観察し,未発生ほ場に持ち込まないことが重要であると注意喚起し,薬剤や対抗植物を用いた対策について情報提供を行いました。
 最後に,対抗植物と緑肥を兼ねてクリムゾンクローバーを栽培している現地ほ場に移動し,生育状況の確認とすき込み実演の見学を行いました。

 約5か月の栽培期間の後,収穫された大豆は,主にみそや油揚げ,栄養補助食品等に加工されて消費者のもとに届けられます。ブログをご覧の方々,宮城県産大豆を今後ともよろしくお願いします!

 

 


<連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター  先進技術班
 〒987-0511 
 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127 
  FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎの食材を伝える「みやぎ食材伝道士」が,いちご大規模施設を見学しました。

2017年06月13日 09時12分05秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成29年5月22日(月)に,「みやぎ食材伝道士等学び舎」が亘理管内で開催されました。みやぎ食材伝道士とは,宮城県の多彩な食材に産地・生産者の想いを添えて,料理として消費者に届けてくれる方々で,宮城県仙台地方振興事務所が平成19年から認定しており,認定者は現在31名います。今回は,みやぎ食材伝道士として仙台市内のホテル,レストランで活躍する料理人やパティシエと,仙台コミュニケーションアート専門学校の学生の方々が参加しました。
 午前に亘理荒浜魚市場を視察後,午後から山元いちご農園株式会社にて,いちごの大規模施設栽培のほか直売施設やワイン醸造施設を視察しました。いちご施設では,施設の特徴と輸出に向けた取り組みについて,ワイン醸造施設では,ワインの製造工程や商品開発の経緯について代表の岩佐社長より説明を受けました。その後,直売施設にていちごの加工品利用について説明があり,ドライ品(スライス,丸ごと)やパウダーなどが料理に応用できることの理解が深まりました。また,仙台コミュニケーションアート専門学校の学生からいちごの生産技術や品質の特徴について質問があり,地域食材への理解が深まったものと思います。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする