宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「駒」が見守る夏山放牧。足腰強健で長命・連産!

2018年06月18日 16時47分29秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

<パドックの様子>

 5月29日,今年も「栗原市営 深山牧野」で開牧式が開催されました。
 ブナの森を吹き抜ける爽やかな風と晴天の下,放牧期間中の牛の安全を祈願する神事が厳かに執り行われ,列席した畜産関係者は11月上旬までとなる放牧期間中の安全を祈念しました。
 栗駒山に残る「駒」の雪形が見守る中,当日は110頭の黒毛和種繁殖雌牛が緑の草原に放たれました。牛たちは牧野内を駆け回り,待ちかねたように青草を食んでいました。
 放牧期間中は病気や寄生虫の有無等の定期検査を実施し,牛の健康管理に万全を期しており,生産者も安心して預けることができます。
  栗原市営深山牧野は栗駒高原文字地区に位置し,昭和45年に開牧した歴史ある牧野で,標高は545m,面積は約120haで,県内でも有数の公共牧場です。昨年度は延べ100頭が放牧され,繁殖機能の回復や栗原市の繁殖牛飼養農家の生産コスト低減等に大きな役割を果たしています。
  現在,子牛の価格は高値圏で推移しているものの,円安の影響で飼料や資材が高騰しています。また,飼養農家の高齢化や担い手不足などの経営環境の変化に伴う問題が顕在化してきている状況にあります。
 繁殖牛飼養農家の皆様はこのような施設を積極的に活用しながら,経営の安定を図っていただきたいものです。

<「駒」の雪形>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班     
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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大河原町で春まきたまねぎの現地検討会が開催れました

2018年06月18日 10時49分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年6月14日,大河原町で春まきたまねぎの現地検討会が開催され,東北農業研究センター,岩手,秋田,宮城,山形,福島県の農業試験研究機関及び宮城県内生産者,県内JA職員,市町村職員等,140名が参加しました。
 始めに50aの現地実証ほ場で,播種から現在までの栽培管理状況について説明があり,続いて,播種及び定植時期を変えた,それぞれの作型におけるたまねぎの肥大状況について検討をしました。
 出席した参加者からは,たまねぎ栽培における作業機械や今後の乾燥,調整作業についての質疑応答があり,新しい栽培法について情報交換もでき,有意義な検討会となりました。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

現地検討会の様子  播種,定植時期の検討


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柴田町女性地場産振興会総会開催

2018年06月18日 08時10分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年6月12日,柴田町女性地場産振興会(以下「振興会」)の平成30年度通常総会が開催されました。
 振興会のメンバーは,町内で農産物直売所や農村レストランを運営している女性達で,農村振興やアグリビジネスの牽引役となっています。
 振興会では毎年,先進地視察やフードコーディネーターを講師とた調理研修会を行っており,学んだ知識や技術はそのまま,直売所のお弁当やレストランのメニューで発揮されています。
 振興会は昨年の農業・農村活性化女性グループ等表彰で優良賞を受賞し,会長から受賞報告をしたところ全員大喜びしており,今後の更なる活動の励みになったようでした。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
 TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 

水戸会長の挨拶   柴田町長の祝辞


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