宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

“インド発!フレッシュアグリウーマン”を講師に研修会―農村女性リーダー育成講座を開催しました

2018年12月26日 18時28分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 
            <講話の様子>                          <活発な意見交換>

 平成30年12月11日(火)に,宮城県栗原合同庁舎で,栗原市内の女性農業者を対象に研修会を開催しました。研修会は,若手女性農業者の活躍事例を聞くことで活動意欲の向上を図るとともに,参加者同士の交流を促すため,講話と意見交換の二本立てとしました。当日は,20代~40代の若手女性農業者を含め,計26人が参加しました。

講話は「インド発!フレッシュアグリウーマンの歩み ~地域との繋がりと有機野菜の加工・販売~」と題し,インド出身で,現在美里町で「あーりあわらと農園」の園主を務めるブシャンアケボノ氏を講師にお呼びしました。ブシャン氏は宮城県農業大学校を卒業後に就農し,約30品目の野菜を有機栽培しており,レトルトカレーやヒヨコ豆のおつまみ等の加工品も販売しています。さらに,自家野菜を使った出張料理教室,レストラン店内での収穫体験,中学生から一般向けの講演会など地域活動にも積極的に取り組んでいます。ブシャン氏からは,農業の道へ進んだきっかけやこれまでの活動,自分の夢を周囲に発信することの大切さ等についてお話しいただき,参加者は熱心に耳を傾けていました。

意見交換は 「“栗原農女”の活躍のカタチを考える」と題し,参加者が農業・地域に関して考えていることや自身の活動についてざっくばらんに話す場としました。初めて顔を合わせる方々が多い中,「農業をPRする取り組みが増えてほしい。」という意見や,若手女性からも「おしゃれで楽しい農業を心がけている。」,「“米どころ”に甘えてはいけない。」といった前向きな意見が出ました。

意見交換終了後には,ブシャン氏の野菜を使ったカレーライスを食べ,参加者同士の交流を深めていました。

 参加者からは,「これからの活動に役立てていきたい。」,「栗原農業女子パワーをもっとアピールしたい。」,「このような会がこれからも開催されると嬉しい。」といった声を聞くことができました。

普及センターでは今後も研修会の開催等を通じて,女性農業者同士のネットワークづくりや資質向上を支援します。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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平成30年度JA古川なす部会共販実績検討会・病害虫等技術研修会が開催されました

2018年12月26日 17時21分46秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 12月10日にJA古川本店を会場に平成30年度JA古川なす部会共販実績検討会,病害虫等技術研修会が開催され,部会員約30名と市場関係者,(株)渡辺採種場及び普及センターが参加しました。今作のなすは,例年よりアザミウマ類や青枯病の発生が多く,防除に苦慮した一年でした。そこで,これら病害虫防除について理解をより深めるため,農業・園芸総合研究所から近藤研究員を講師として招き,実績検討会と併せて研修会を行いました。
 はじめに実績検討会が行われ,今年のなすの生産・販売について振り返りました。大崎産のなすは高品質で販売単価が高く,市場関係者から高評価を得ることができました。普及センターからは,今年の気象状況及びアザミウマ類の調査結果,青枯病対策として実施した土壌還元消毒の状況について説明しました。
 次に,病害虫等技術研修会が行われ,青枯病の防除は抵抗性台木と土壌消毒を組み合わせるのが有効であること,アザミウマ類の防除は化学農薬や生物農薬の他,防虫ネットをハウス側窓部に設置して飛び込みを防ぐのが有効であると説明を受けました。生産者は熱心に話を聞き,「ためになる情報をたくさん得ることができた。次作に生かしたい」と前向きな意見がだされました。
  普及センターでは,管内なすの安定生産,販売額向上のため今後も関係機関と連携を図りながら継続して支援していきます。

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

 


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南三陸ねぎ料理研修会を開催しました

2018年12月26日 15時56分08秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

南三陸ねぎの生産者等関係者を対象に12月18日、料理研修会を気仙沼市本吉公民館で開催しました。

普及センターでは今年、南三陸ねぎの知名度アップに向けて料理レシピを地元シェフの協力で開発しましたが、この料理を生産者に理解していただき、発信・普及してもらうことを目的に開催したものです。

調理した料理は「南三陸ねぎのドライカレー」と「南三陸ねぎの万能ソース」の2品で、いずれも南三陸ねぎを主役にした料理です。レシピ開発者であるリアス・アーク美術館内レストラン「夢の舎」の石田シェフを講師に調理実習しました。

料理の味の評価はもちろんのこと、家庭で手軽に調理できることも実感していただき、参加者からは「早速、家庭で作りたい」、「子どもでも作れる料理なので子供達に教えたい」など好評でした。

参加者には料理レシピを持参いただき、今後、南三陸ねぎ料理の発信に取り組んでいただくこととしています。

 

 南三陸ねぎ料理レシピはこちら

 → http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ks-tihouken-n/negirecipe.html

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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農業法人経営者・部門長向けセミナーを開催しました。

2018年12月26日 12時12分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 石巻農業改良普及センターでは,平成30年12月14日に,震災後に急増した農業法人を主な対象として,「農業法人経営者・部門長向けセミナー~人材育成と効率的なほ場管理~」を開催しました。セミナーには54名が参加し,人材育成及び効率的なほ場管理の基礎的な知識等について研修しました。
 第1部「人材育成」の講師を務めたキリン社会保険労務士事務所の入来院所長からは,従業員に対する人材育成のほか,その基盤となる雇用者側の体制整備等についても,根拠となる法制度と実例を交えながら解りやすく説明いただきました。
 第2部「効率的なほ場管理」では,県農林水産部農業振興課から県が平成30年3月に作成した「ICTほ場管理システム導入の手引き」について情報提供するとともに,農研機構 農業技術革新工学研究センターの吉田スマート農業推進統括監からは,近年急速に開発が進んでいる「ICTほ場管理システム」について講演いただき,主要システムの比較や導入事例のほか,現在の課題と今後の方向性等についても解説していただきました。
 セミナーに参加した方々からは,「入来院先生の資料は素晴らしく,労務管理のテキストとして今後も活用できる」,「主要なほ場管理システムの比較が大変参考になった」等の感想が聞かれ好評でした。普及センターでは今後も地域農業の発展を担う法人の支援を展開していきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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平成30年度山びこブロック・北部ブロック交流会が開催されました

2018年12月26日 08時55分30秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成30年12月14日に山びこブロック交流会及び北部ブロック農村の集いの合同交流会が開催されました。山びこブロックは登米,栗原及び気仙沼地域,北部ブロックは登米,栗原,美里及び大崎地域の4Hクラブが所属し,地域を越えた情報交換を実施しています。
 今回の交流会では「働き方改革」をテーマにワークショップ形式で参加者20名がグループに分かれ,意見交換を実施しました。参加者が考える「若者が憧れる農業像」を発表し,その働き方を妨げている要因を挙げ,解決策を検討しました。参加者同士活発な議論が展開され,「色々な意見を聞けて面白かった。」などの感想をいただき盛況でした。
 クラブ活動を通じて得られた人脈を活かし,宮城県の農業を担っていくことが期待されます。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班  TEL:0229-91-0727


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平成30年度大崎4Hクラブ農村教育青年会議が開催されました

2018年12月26日 08時53分37秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成30年12月14日に大崎4Hクラブ農村教育青年会議が開催されました。
 プロジェクト発表の部では手島輝氏が「オクラを増収させる定植方法の検討」,結城翔平氏が「働き方改革 ネギ部門の省力化」について発表しました。また,農村青年の主張部門では渡辺祐紀氏が「農家に俺はなる!」,笠原怜氏が「嫌いだった養鶏」との題で営農にかける想いを発表しました。
 審査の結果,プロジェクト発表部門は結城氏が,農村青年の主張部門は笠原氏が最優秀賞に選ばれました。審査員からは試験設計やデータ考察についての助言や,もっと高い目標を主張しても大丈夫だと激励の言葉をいただき,今後4Hクラブ活動を通じたより一層の経営力向上が期待されます。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班  TEL:0229-91-0727


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