宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

花壇苗栽培講習会・実績検討会を開催

2018年12月27日 08時49分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 12月14日(金)にJA栗っこ花苗部会による花壇苗講習会・実績検討会がJA栗っこ若柳支店で開催され,部会員9名が参加しました。

 当日は,株式会社サカタのタネの担当者から花壇苗生産の基本技術や新品種に関する説明がありました。発芽には適度な水分と酸素が必要であり,播種時は均一に水をなじませた培土を使用し,播種翌日に灌水して種子にゆっくりと吸水させることで,発芽揃いが良くなるという試験結果が示され,出席者は基本技術の重要性を再認識したようでした。

 また,普及センターから花壇苗で発生する主な病害虫に対する防除対策についての情報提供を行い,薬剤抵抗性を発達させないためのRACコード(作用点や作用機構から農薬の有効成分を分類したもの)に基づく農薬選択の重要性を説明しました。

 一方,実績検討会では平成30年の販売状況等の報告や栽培技術の向上に向けた意見交換がなされ,これからの部会活動について検討が行われました。

 JA栗っこ花苗部会では,今後も講習会等を通じて研鑽を重ね,部会員一丸となって高品質な花壇苗の生産に向けて取り組んでいきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9437     FAX:0228-22-6144


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JA栗っこきゅうり部会による平成30年産実績検討会並びに平成31年産品種選定会議が開催されました

2018年12月27日 08時35分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成30年12月18日(火)に,JA栗っこきゅうり部会による平成30年産実績検討会並びに平成31年産品種選定会議が志波姫の会場で開催されました。当会議には生産者12名のほかJA栗っこ,種苗メーカー2社,普及センターの担当者が出席しました。
 30年産実績検討会では,JA栗っこから作型別の販売総括と販売実績が報告されました。30年産の出荷数量は昨年と比べて波が少なく,1年を通しての出荷数量は昨年と同程度でしたが,販売単価が高かったため販売額は昨年より上回りました。
 31年産品種選定会議では,種苗メーカーから作型ごとの推奨品種の紹介と栽培のポイントについて説明されました。
 普及センターからは,今年発生のみられたホモプシス根腐病の対策と秋冬期の温度管理について情報提供しました。秋冬期の温度管理については,午前ゆっくり温度を上げ,午後は温湿度を確保する温度管理方法と管内生産者が始めた施設内環境測定の取組について紹介しました。環境測定取組生産者からは,環境を見ながら管理を変えることで側枝の動きが良くなったように思うとの感想が聞かれ,参加者も関心を持って聞いていました。
 最近,きゅうりでも環境制御技術等の導入により高収量をあげる事例が聞かれますが,栗原地域でも収量向上による産地の活性化が期待されます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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