12月14日(金)にJA栗っこ花苗部会による花壇苗講習会・実績検討会がJA栗っこ若柳支店で開催され,部会員9名が参加しました。
当日は,株式会社サカタのタネの担当者から花壇苗生産の基本技術や新品種に関する説明がありました。発芽には適度な水分と酸素が必要であり,播種時は均一に水をなじませた培土を使用し,播種翌日に灌水して種子にゆっくりと吸水させることで,発芽揃いが良くなるという試験結果が示され,出席者は基本技術の重要性を再認識したようでした。
また,普及センターから花壇苗で発生する主な病害虫に対する防除対策についての情報提供を行い,薬剤抵抗性を発達させないためのRACコード(作用点や作用機構から農薬の有効成分を分類したもの)に基づく農薬選択の重要性を説明しました。
一方,実績検討会では平成30年の販売状況等の報告や栽培技術の向上に向けた意見交換がなされ,これからの部会活動について検討が行われました。
JA栗っこ花苗部会では,今後も講習会等を通じて研鑽を重ね,部会員一丸となって高品質な花壇苗の生産に向けて取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144