仙台農業改良普及センターでは,仙台市西部の中山間地にある2地区を対象に,鳥獣被害の拡大防止対策や園芸振興等の課題解決に向けた支援を行っています。
この一環として,平成31年1月17日に鳥獣被害対策,キャベツ栽培の先進事例等の視察研修を大河原町および蔵王町で開催しました。当日は農業者,関係機関等21名が参加しました。
蔵王町向山上地区では,最新型のワイヤーメッシュ柵の設置状況を蔵王町の職員より説明を受けながら視察しました。蔵王町役場では職員より,行政の視点から向山地区の取組ついて説明がありました。また,蔵王町向山上地区鳥獣被害対策協議会より,集落ぐるみでワイヤーメッシュ柵設置に至った経緯や現況について苦労話を交えながら説明がありました。参加者からは多くの質問があり,関心の高さがうかがえました。
大河原町金ヶ瀬地区では,今後の作付け計画の参考に資する目的で,たまねぎ収穫後のキャベツの栽培状況を視察しました。
普及センターでは,関係機関と情報共有し,中山間地域の課題解決につながるように支援していきます。
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
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