宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲乾田直播現地検討会が開催されました

2020年06月01日 13時28分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

石巻農業改良普及センター管内では,水稲の乾田直播栽培が788ha(うち主食用米681ha)で取り組まれています。直播栽培は,育苗作業や田植えを必要としない省力技術として年々面積が拡大しています。管内では,直播栽培の中でも乾田直播栽培の比率が高いことが特徴です。今の時期は3~4月に播種した水稲が出芽し,雑草の生育も進むため,除草剤散布のタイミングや使用する薬剤を選定をする大切な時期です。
 5月22日に,実際に取り組んでいる農業法人等の方々が集まり,現地検討会が開催されました。午前は,JAいしのまき稲作部会矢本支部の17人が,東松島市矢本地区の乾田直播ほ場5か所を巡回し,意見交換を行いました。普及センターからは,イネの生育状況と雑草の発生状況を確認して除草剤の選定や散布をするよう指導しました。午後は,JAいしのまき稲作部会(本部)35人が,管内のほ場4か所を巡回し,各ほ場で見られる雑草の種類やそれに合わせた除草剤について,東北農業研究センターの講師から指導を受けながら検討を行いました。見た目が似ている雑草でも効果のある除草剤が異なっており,参加者は雑草の特徴と見分け方をほ場で熱心に観察していました 。
 普及センターでは,今後とも乾田直播を含めて地域に適した栽培方法の定着・確立に向けた支援を行っていきます。

 


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関係機関一体となって園芸特産振興を図ります

2020年06月01日 10時43分14秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 令和2年5月27日に石巻合同庁舎において、令和2年度第1回石巻地域園芸特産振興会議を開催しました。この会議は石巻、東松島市の園芸担当者及びJAいしのまき園芸課、必要に応じて石巻青果市場からも担当者に出席を頂き、石巻地域の園芸振興を図るために何をすべきか、園芸特産物のPRをするためにはどうしたら良いかなどを協議する場となっています。
 今年度は新しい「園芸振興戦略プラン(R3~R7)」の作成年となっており、現プラン(H28~R2)の実績検証と合わせて、プラン作りの大まかなスケジュールを確認しました。
 また、新プラン作成に向けて追加品目として、JAいしのまき園芸課から「加工用バレイショ」の提案があったため、園芸振興室から加工業務用野菜関連事業の説明や農園研情報経営部より加工業務野菜の経営モデル指標の説明をうけました。
 昨年は県育成いちご新品種の「にこにこべりー」が本格デビューするということもあり、関係機関一体となって進めるため、生産振興方策及びPR方法も含めて4回開催し、試食販売会等を開催したところ、大好評のPR活動となりました。
 今後は、R3年度からのプラン作成と実施に向けて、これまでの実績をしっかり検証し、新たな目標を設定しながら、関係機関一体となって石巻地域の園芸特産振興を進めていきます。 

 新型コロナの感染対策のため間隔を開けて協議中

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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