令和4年3月1日,大崎市古川の現地ほ場で小麦の生育調査を行いました。今作の小麦は12月下旬から2月中旬までの間,根雪となり小麦の生育が心配されましたが,雪解け後の小麦は特に障害も見られませんでした。また,根雪期間が長かったため,渡り鳥等による葉の食害も少なくすみました。
生育調査では,小麦の草丈,茎数及び実験室にサンプルを持ち帰って幼穂長(穂になる元)の測定を行いました。今年の1月から2月の気温が平年より低く経過したため,小麦の生育ステージは若干遅れていますが,生育は概ね良好でした。
これから春先にかけて,追肥等管理の大切な時期となりますが,普及センターでは大崎麦作情報の発行等をとおして,小麦の高品質安定生産を支援してまいります。
(小麦ほ場全景)
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宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
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