宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和5年度みやぎ農業未来塾inくりはら「将来の農業経営像を描こう!」を開催しました

2024年02月20日 13時05分53秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年2月15日(木)に、栗原合同庁舎において、就農1~5年目の新規就農者(雇用就農を含む)等を対象に、みやぎ農業未来塾 in くりはら「将来の農業経営像を描こう!」を開催し、新規就農者、就農予定者等11名が参加しました。
 研修会では、「株式会社石ノ森農場」の代表取締役である山内健太郎氏より、「親元経営から法人経営へ。新たな経営展開へのポイント」と題して講演をいただきました。親元就農後に農業法人を設立、情報通信技術を活用した複合環境制御システムによる施設きゅうり栽培を導入するなど、今なお成長を目指す姿は、新規就農者にとって大きな刺激になったようです。また、研修会終了後は、講師との名刺交換やお互いの経営について情報を交換し合う等、参加者間の交流が図られました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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気仙沼金のいぶき栽培反省会が開催されました。

2024年02月20日 10時34分06秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和6年2月2日に、気仙沼金のいぶき協議会による標記反省会が開催され、会員4名が出席しました。普及センターは講師として参加し、今年の作柄や来年に向けた対策について検討を行いました。

 本年度は、追肥などの栽培管理を丁寧に行った結果、高温下でも概ね適正な葉色・茎数が確保されました。一方、刈取適期になっても籾水分が高く推移したことから、刈り遅れによる穂発芽が発生し、収量・品質は伸び悩みました。

このため、来年産に向けた対策として、土づくり、適期刈取等の実施について確認するとともに、参加した生産者からは「水が十分確保できたほ場で比較的収量・品質が良かったので、高温下では出穂後の水の確保により留意したい」など、来年の作付け拡大に向け、積極的な意見が交換されました。

 また、令和6年産「気仙沼金のいぶき」の作付けを希望する声も上がり、プラスチック被覆肥料を使用しない、貝殻を使った土づくりを行うという2つの独自要件の徹底について、改めて確認しました。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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JA新みやぎみどりの地区施設きゅうり部会栽培講習会が開催されました

2024年02月20日 10時20分24秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年2月7日にJA新みやぎみどりの地区施設きゅうり部会栽培講習会が開催され、部会員5人が参加し、土壌分析に基づいた適正施肥について学びました。

 講習会では、普及センターが1月に実施した土壌分析結果と過去の分析データを比較し、肥料成分や塩基バランスの推移などを報告し、それぞれの土壌の現状や課題を確認しました。また、減肥の取組や有機物主体の施肥設計などの情報を提供しました。

 肥料成分の過剰や塩基バランスの乱れが原因と思われる生育不良(葉の障害等)の課題があるものの、着実に改善が見られており、部会員の土壌改良に関する意識が高まってきています。

 肥料価格の高騰による経営への影響や持続可能な環境にやさしい農業への対応が求められており、コスト削減や環境負荷を考慮した施肥が重要となっています。今後も土壌診断による施肥設計を行い、単肥や堆肥などを活用した土壌改良に取り組んでいくこととなりました。

 普及センターでは、土壌分析に基づく適正施肥管理の取組などを支援し、園芸品目の安定生産、環境にやさしい農業生産を推進していきます。

 

施肥設計の検討

 

塩基バランスの乱れが原因と思われる葉の障害

 

<問合せ先>

 美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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