令和6年5月10日、南三陸町において県主催による枝もの用クロマツ播種作業研修会を開催しました。
研修会には、宮城県クロマツ研究会員12人、県関係者8人の合計20人が参加。
南三陸町で枝もの用クロマツの生産に取り組んでいる株式会社南三陸Pine Proの後藤社長が講師となり、機械操作時の注意点や播種量について説明したのちに播種作業の実演を行いました。
これまで、南三陸Pine Proでは手播きや電動播種機で播種していましたが、覆土の厚さにムラがあり出芽揃いに難があったことから、今年度は溝堀、播種、覆土を一工程で行えるエンジン付き播種機を利用しました。
枝もの用クロマツは、播種の1年後に苗を抜き取り、別のほ場に定植して3年後に出荷するため、定植する苗の出来が商品に影響することから、参加した会員は播種作業を真剣に見学したほか、実際に播種機を操作して手応えを感じた後には、自分達のほ場で播種する場面を想定しながら後藤社長と情報交換を行っていました。
県では、枝もの用クロマツ生産を拡大するため、各種の研修会等を企画していますので、興味のある方は参加してみませんか。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606