令和6年5月21日に加美町を会場に宮城県と全農みやぎ主催で「令和6年度宮城県さつまいも栽培研修会」が開催され、大崎農業改良普及センター管内からは、JA加美よつばのさつまいも生産者12名が参加しました。研修会では、育苗や定植のポイントを学ぶとともに、現地ほ場で新型の移植機の実演が行われました。新型機では植え付け精度が向上しており、規模拡大を目指す生産者からは高い期待の声が聞かれた一方で、植え付けの精度には整った畝の成型状況や苗の大きさも影響するため、導入にあたっては十分な条件を整える必要があることも確認できました。このほか、県で進めるさつまいもの施策や県産さつまいもの流通販売情勢等についての情報提供もあり、新規で栽培を検討している生産者からは安心して栽培に挑戦できるとの感想も上がっていました。
また、県の研修会に続き、管内の新規の生産者を対象にした手植えによる移植の研修会を開催しました。さつまいも栽培のベテラン生産者が移植作業の実演を行い、さつまいもの移植に使う器具や「船底植え」や「斜め植え」といった特徴的な移植方法を学びました。
大崎農業改良普及センターでは、新規作付け者の安定栽培に向け、研修会等を通じて 、引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
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