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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲における「グリーンな栽培体系展示ほ」の現地説明会を開催しました

2024年09月10日 19時06分07秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

    普及センターでは、昨年度から、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と生産者の選択肢拡大に向けた検討・検証を行っています。

    令和6年度は、昨年度に続き、「慣行よりも減肥を行ったペースト二段施肥」3ほ場と、「非プラスチックコーティングの緩効性肥料栽培」及び「堆肥入り肥料+流し込み施肥」各1ほ場 計5ほ場を設置し、関係機関と一緒に調査を行っています。

    8月29日、JAみやぎ登米稲作部会員を対象に、水稲の出穂後の調査と合わせる形で現地説明会を開催しました。うち「堆肥入り肥料+流し込み施肥」の展示ほには、部会員及びJAみやぎ登米の担当者7名が出席しました。

    当日の調査では、「堆肥入り肥料+流し込み施肥」展示ほでは水尻でやや葉色が薄い傾向がみられたものの、全体の生育は周辺のほ場と同等であること、昨年度の調査では肥料費も慣行の環境保全米を下回ったこと、などを説明しました。参加者は「グリーンな栽培体系」の普及の可能性を感じたようでした。

    今後も様々な機会を通じて「グリーンな栽培体系」の周知を図ってまいります。

看板の前で部会員に説明を行う

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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水稲高温対策技術研修会を開催しました

2024年09月10日 15時47分53秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 宮城県では、地球温暖化に伴い高温傾向が続くことが見込まれる中、高温による収量及び品質低下に対応するため、県内9か所の農業改良普及センターに水稲高温対策技術普及展示ほを設置し、対策技術の実証及び普及に取り組んでいます。

 大河原農業改良普及センターでは、柴田町内の農事組合法人で豚ぷん堆肥を施用して地力を向上させることにより稲の活力を維持し、高温による品質低下を防ぐ取組を行っています。その取組を紹介・普及するため、令和6年8月23日に「水稲高温対策技術研修会」を開催しました。

 研修会では、展示ほ場の生育調査結果に基づいた生育状況のほか、記録的高温年であった令和5年と同様に、今年度も出穂後の高温傾向が続いていることから、刈取適期が早くなることを説明しました。

 今後も、管内で安定した水稲生産が行われるよう、研修会の開催や情報提供を行うことで、水稲生産者へのサポートを図って参ります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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