
令和6年4月、岩沼市の農事組合法人林ライスにおいて、全国でも一部地域のみで栽培されている幻のメロン「クールボジャ」の定植が始まりました。同法人では、高齢化により栽培を断念した相野釜ハウス園芸組合から施設等を譲り受け、園芸組合の元組合長の指導のもと令和5年度から栽培に取り組んでいます。
昨年度は、譲渡されたハウス12棟(約40a)のうち6棟で栽培しましたが、全ての予約注文に応じきれなかったことから、今年度は12棟全てに作付けしました。
4月上旬から3回に分けて定植が行われ、4月末現在、概ね順調に生育が進んでいます。すでに100件以上の予約注文が入っており、同法人では、6月中旬からの収穫・出荷に向けて、より一層丁寧な栽培管理に取り組んでいくこととしています。
普及センターでは、同法人が安定的な生産が可能となるよう、「クールボジャ」の栽培マニュアルの作成を支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143