令和4年10月24~26日にかけて,大豆の採種ほ場の第二期(成熟期)ほ場審査を行いました。石巻管内では,今年度約40haで7法人が「タンレイ」,「タチナガハ」,「ミヤギシロメ」の3品種の種子生産を行っています。今回の審査では,異品種の混入や基準値以上の雑草や病害虫の被害は確認されず,全ほ場が合格となりました。今後は,収穫時に,一部のほ場で散見された青立ち株や土の巻き込みによる汚粒の発生を防止するようにと指導を行いました。今年は7月中旬に記録的な大雨があったため,採種ほ場でも,湿害の影響により,莢数や粒重が減少して減収すると予想されています。次年度の作付けに向けて,良質な種子が少しでも多く確保できることを期待しています。石巻管内での大豆の収穫は,11月中旬から下旬に始まる予定です。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班
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