宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和5年度農業大学校1年生が美里農業改良普及センターで訪問学習をしました

2023年05月19日 09時46分14秒 | ②新たな担い手の確保・育成

令和5年4月28日に美里地域出身の農業大学校1年生5名が美里農業改良普及センターを訪問し、美里地域の農業の現状や普及センターの役割などを学びました。

はじめに、美里普及センターから美里地域は世界農業遺産大崎耕土の東部に位置し、水稲・麦・大豆の生産が盛んで、涌谷町の小ねぎ、大崎市鹿島台のトマト、美里町のじゃがいも、北浦梨など特産物が多いこと。普及センターは、農業の技術や経営の課題解決策等を直接農業者に接して助言する仕事であることを説明しました。

次に、普及センターの組織体制やプロジェクト課題等の取り組みを説明したあと、新規就農者育成総合対策事業について紹介しました。

その後の質疑応答では、農業者の相談で技術や経営、病害虫防除、土壌施肥設計、新規就農相談が多いこと、飼料価格高騰の要因はコロナ禍や国際紛争、円安等により輸入飼料価格が上昇し、子実用トウモロコシなど自給飼料増産に取り組んでいることを話しました。

また、進路については、「家督なので農業を継ぎ規模を拡大したい」「牛が好きで繁殖肥育一貫経営を拡大したい」「養豚や水稲の規模拡大を図りたい」「父の農業法人経営を継ぎ食料自給を支えたい」「農や食に関することは面白くやりがいがある」など5名全員が就農を希望しており、所長から「農業大学校で学ぶことと人との出会いを大切に、地域農業を担う人材になってほしい」とエールを送り、訪問学習を終えました。

 

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター地域農業班TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 子実用とうもろこし生産拡大... | トップ | 水稲の乾田直播栽培の現地検... »
最新の画像もっと見る

②新たな担い手の確保・育成」カテゴリの最新記事