涌谷地域農業再生協議会は、令和4年度から家畜向け配合飼料の主原料である子実用とうもろこしの生産実証に取組んでいます。
その取組の1つとして、4月25日に自動操舵トラクターと真空は種機を使用した実演会が開催されました。
子実用とうもろこしは分げつしない作物であることから、は種は今後の収量を左右する重要な作業であり、確実なは種による栽植密度の維持が必要です。本実演会では、は種作業を自動操舵トラクターで行うことにより、適正速度での機械走行が可能となり、一定の間隔で正確なは種ができました。また、子実用とうもろこしは、大豆等と比べて作業時間が少ない作物ですが、自動操舵トラクターの活用によって1ha当たりのは種作業時間が30分弱で完了したことから、更なる作業時間の短縮が期待されます。
普及センターでは、子実用とうもろこしの生産など、省力的な転作作物の導入に向けた支援を行っていきます。
実演会の様子
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225