goo blog サービス終了のお知らせ 

宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

伝統野菜(在来作物)の生産拡大研修会

2012年09月20日 15時31分25秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成24年9月11日に仙台市農業園芸センターにおいて,伝統野菜(在来作物)の生産拡大研修会を開催しました。
 今回の研修会は,山形大学農学部の江頭宏昌准教授を講師に招き,山形県の伝統野菜(在来作物)について講演をいただき,管内の伝統野菜の生産拡大や販売戦略の一助とするために開催したものです。
 現在は「モノ」ではなく「情報」を売る時代になっており,その点で歴史や文化を兼ね備えているのが伝統野菜であること,しかし,伝統野菜はいろんな情報を兼ね備えているが,生産者はPRが苦手な人が多いので,PRは地域で行う必要があること。また,伝統野菜は個性的な味(苦い,強い香りなど)を持つものが多く,収穫期間が短いなどの短所があるが,それを理解し受け入れてさらに消費者にも理解してもらえれば,短所ではなくなるという事例も織り交ぜながら,伝統野菜の魅力について話していただきました。
 参加者からは質問もあって,大変興味深く講演を聞いていた様子でした。
 今後も関係機関と連携し,伝統野菜の生産振興を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA加美よつばほうれんそう部会が現地検討会を開催

2012年09月20日 11時03分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

8月20日(月)色麻町のほうれんそう栽培ほ場で現地検討会が開催され,生産者20名が参加しました。普及センターからは現地検討会ほ場における調査データをもとに土壌還元消毒後の施肥について,次の内容で説明しました。
①0~50cm深の土壌養分は土壌還元消毒後に,硝酸態窒素が減少し,加里が増加する傾向にあった。硝酸態窒素の減少は潅水による下層への移行が原因で,加里の増加は米ぬかの施用が原因と考えられる。
②リン酸,石灰,苦土は大きな変化はなかった。
③このことから,3年以上作付けしているほ場ではリン酸・石灰・苦土・加里が集積していることから,窒素単肥料で窒素成分1.2~1.5kg/aの施用で十分である。
④現地検討会のほ場では,土壌還元消毒後の施肥は窒素成分1.4kg/10a(窒素単肥:硫安現物 2kg/a,CDU窒素 3kg/a )の施用で,十分な生育を確保しており,窒素単肥で十分であった。
⑤土壌還元消毒中はハウスを閉め切るので,5月中旬以降の早い時期で還元消毒の効果を発揮しているが,過去3年間のアメダスの最高気温をみると,6月15日以降が最高気温が連続して20度以上になっていることから,還元消毒の太陽熱の効果を最大に活用する場合は6月中旬以降であれば良い。
 また,生産者からは,寒冷紗を2重被覆にして,初期の本葉2から4枚まで被覆すると,気温が30度以上でも地温は30度以下に抑えることが可能で,初期生育の確保に有効である旨の説明がありました。
 普及センターではこのように生産者らに対して実際のデータに基づいた説明を行い,生産者や産地の拡大発展に向けた支援を行っています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター    先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第15回JAみやぎ仙南花卉品評会が開催

2012年09月20日 10時09分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 9月7日~9日に村田町物産交流センター2階において「第15回JAみやぎ仙南花卉品評会」が開催されました。
 輪ぎくとポットマムを中心に丹精をこめて育てた119点の出品がありました。
 今年は6月の台風や8月の暴風雨など厳しい天候もありましたが、それを乗り越えた輪ぎくが並びました。普及センター所長を審査員長に厳選な審査がなされ、金賞1席には 柴田町 猪又秀夫氏の輪菊が選ばれました。今後、11月の表彰式で表彰される予定です。

 

    

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮城県ころ柿出荷協同組合のかき現地検討会

2012年09月19日 16時16分36秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 県南部の白石市と丸森町は,県内一の干し柿や樽柿の産地として知られており,宮城県ころ柿出荷協同組合主催のかき現地検討会が平成24年6月29日(金)に開催されました。

 当日は,組合員30名が参加し,かきの生育状況を確認しながら,新梢管理,摘果,病害虫防除について検討が行われました。病害虫が少なく,結実状況も良好でした。

 本年は,2月から3月かけて,放射性物質除去の徹底をはかるため,樹体の高圧洗浄が行われました。普及センターから,その除染効果について報告しました。

 普及センターでは,これまでかき園の低樹高栽培や病害虫防除をはかってきましたが,関係機関や栽培者の努力もあって,薬剤防除や罹病枝の処分が徹底され,炭疽病が克服されてきており,地域特産である安全で安心な干し柿や樽柿の安定生産が期待されます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 鈴木秀人

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再起をめざす「気仙沼いちご」の苗の定植作業が終了

2012年09月19日 09時40分58秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

東日本大震災農業生産対策交付金を活用して建設されたいちごのハウスで,促成栽培の苗の定植作業が9月上旬から始まりました。
 今回定植作業を行ったのは,気仙沼市階上地区で津波により施設が全壊し,昨年いちご栽培ができなかった3名の農家です。
 階上地区では,震災前約3haの栽培がありましたが,津波によりそのほとんどが被災しました。昨年は,被災していないハウスと一部復旧できたパイプハウスなどの約50aで栽培が行われましたが,今年はさらに約90aで栽培が再開され,少しずつ「気仙沼いちご」復活が進んでいます。
 生産者は,「栽培再開に向け,定植作業が終わって安心しました。いちご作りがいよいよ始まるという期待感と,これまで多くの支援を頂いているので失敗はできないという責任を感じています。」と一層気を引き締めていました。
 このハウスでは,順調にいけば11月の下旬には収穫できる予定です。
 普及センターでは,これまで栽培に関して栽培管理方法などの支援を行ってきましたが今後も引き続き栽培,経営面について支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
先進技術班
電話:0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

普及活動検討会を開催しました

2012年09月18日 15時14分16秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成24年9月5日に七ケ浜町において,平成24年度普及活動検討会を開催しました。
 今回は,七ケ浜町の農地復旧の状況と除塩後の大豆栽培状況を視察したあと,検討委員に普及プロジェクト課題について,活動状況等検討していただきました。
 七ケ浜町では,農地へのガレキ混入が多くほとんどの農地で営農再開ができない状況の中,営農意欲の低下を防ぐため,重点的に復旧工事を進め作付可能となった4.8haで大豆栽培を行いました。土壌診断や栽培講習会・生育調査を通じて生産支援を行なった経過や,町全体の営農再開に向けた関係機関の連携の場づくり等,これまでの活動の状況を報告し意見をいただきました。また,仙台東部地区の営農再開に向けた支援活動についても報告し,特に,被災した農業機械や施設等を補助事業を活用し再取得した生産組織の,法人化や営農計画作成支援の事例を報告しました。
 委員からは,対象に対するスピーディーな対応や,関係機関と連携を図りながら復興を支援している事,復興の事例をつくり波及させようとしている活動については評価出来るとのお話をいただきました。また,将来を見通して新たな農業の構築を支援すべきであるとの意見もいただき,年度後半の活動に活かして行くこととしています。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAあさひなりんご部会現地検討会

2012年09月18日 15時09分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JAあさひなりんご部会は,9名の部会員がおり,黒川郡4町村あわせて6haほどの栽培面積があります。部会では普及センター職員を講師に年3回の巡回講習会を開催しており,8月31日に今年2回目の講習会を開催しました。
 当日は参加者のほ場を全員で巡回しながら各々の着色管理の状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 8月に入ってからは気温が高くほとんど雨のない日が続きましたが,果実肥大はほぼ平年並みとなっています。また,特に目だった病害虫の発生もなく,現段階ではほぼ平年作が期待されます。
 普及センターからは,
・着色管理について
・収穫時の留意点について
・今後の気象予想と病害虫の発生予想について
・放射性物質対策について
等の指導を行いました。
 普及センターでは今後もJAあさひなりんご部会員の技術向上を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第14回あさひな農協繁殖牛共進会開催される

2012年09月18日 14時58分01秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 去る8月31日,みやぎ総合家畜市場において,第14回あさひな農協繁殖牛共進会が3年ぶりに開催されました。昨年は東日本大震災のため,一昨年は宮崎県で発生した口蹄疫のため,中止されていたものです。久しぶりに開催された今回の共進会には,あさひな農協管内の繁殖農家から選りすぐりの繁殖牛32頭が出品されました。前回大会から3年も間を置いたため,農家の意欲低下や牛の状態そのものの劣悪化等が多少心配されたものの,会場に搬入・繋留された牛,そして牛を引付する農家の表情を見ると,そういった心配は一掃されました。久しぶりに共進会が開催できたことの喜びを皆が味わいながら,そして牛たちの歓喜の鳴き声が響く中審査は順調に進み,第1区から4区までの最優秀賞牛が無事選定されました。本年10月に長崎県で開催される,全国和牛能力共進会(全共)にあさひな農協管内の牛は残念ながら出品されませんが,次回本県で開催される宮城全共には必ずや代表牛を送り込もうと,農家はじめ関係者皆,決意を新たにしていました。当普及センターでは今後も管内の肉用牛改良に関係機関と一体となり支援していくとともに,平成29年開催の宮城全共の成功のために力を注ぎます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EK-SYSTEM研修会開催

2012年09月06日 09時39分05秒 | その他

  平成24年8月30日(木)に社団法人全国農業改良普及支援協会情報・調査部櫛田綾乃氏を講師に招いて,職場研修としてEK-SYSTEM研修会を開催しました。当普及センターからは15名,隣の美里普及センターから1名が参加し,操作や活用方法,併せてルーラル電子図書館について研修しました。本研修会を契機に,本普及センターでは全員がEK-SYSTEMメール配信を利用することとなり,これからEK-SYSTEM等を活用した普及活動の充実が期待されます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セールススキルアップ講習会を開催

2012年09月05日 17時21分21秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成24年8月29日に第1回のセールススキルアップ講習会を開催しました。
黒川地域の若手農業者を中心に,直売所出荷者18名が参加しました。
 セールススキルアップ講習会は全3回の開催で,第1回は「儲かる経営計画作成のポイント」,第2回(9月4日開催)は「魅力ある商品づくりのポイント」,第3回(12月開催予定)は「商品PRの実際」について視察研修を予定しています。
 経営計画の作成から,商品が棚に並び,手にとってもらうところまでを,実際の経験に基づいて,福島県郡山市の鈴木光一先生に講義していただきます。
 第1回の講義では,実際の作付計画の資料を元に,「競合期」と「儲けどころ」を見極めて,「いつ播く」ではなく,「いつ収穫する」から計画することが重要であることをお話いただきました。
 講義終了後には,参加者から「わかりやすく,とても勉強になった。次も楽しみにしている」という声がありました。
 普及センターでは,全3回の講習会を通して,売るための商品づくり,商品のPR等のスキルアップについて支援します。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする