平成24年9月11日に仙台市農業園芸センターにおいて,伝統野菜(在来作物)の生産拡大研修会を開催しました。
今回の研修会は,山形大学農学部の江頭宏昌准教授を講師に招き,山形県の伝統野菜(在来作物)について講演をいただき,管内の伝統野菜の生産拡大や販売戦略の一助とするために開催したものです。
現在は「モノ」ではなく「情報」を売る時代になっており,その点で歴史や文化を兼ね備えているのが伝統野菜であること,しかし,伝統野菜はいろんな情報を兼ね備えているが,生産者はPRが苦手な人が多いので,PRは地域で行う必要があること。また,伝統野菜は個性的な味(苦い,強い香りなど)を持つものが多く,収穫期間が短いなどの短所があるが,それを理解し受け入れてさらに消費者にも理解してもらえれば,短所ではなくなるという事例も織り交ぜながら,伝統野菜の魅力について話していただきました。
参加者からは質問もあって,大変興味深く講演を聞いていた様子でした。
今後も関係機関と連携し,伝統野菜の生産振興を支援していきます。
〈連絡先〉
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