宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

小麦採種ほの第1期ほ場審査を実施しました

2021年05月26日 08時41分02秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和3年5月22日に,出穂期を迎えた令和3年産小麦採種ほの第1期ほ場審査を行いました。
 管内には,小麦の種子を生産する法人が2つあり,迫町の1法人で「シラネコムギ」7.6ha,豊里町の1法人で「あおばの恋」2.2haを生産しています。
 今回は,異株や種子伝染性病害の有無,生育状況に異常がないか,といった点について審査を行うとともに,優良種子生産に向けて,病害虫防除や今後の肥培管理のポイントについて助言を行いました。
 2品種ともに,異株等の異常は見られず,生育も順調で全面積合格となりました。
 糊熟期となる第2期ほ場審査は,6月22日に予定しています。
 普及センターでは,今後も優良種子生産について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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中山間地域における精密,省力なスマート水稲種子生産技術の実証がスタート

2021年05月25日 16時12分22秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 県では,農業生産性の向上や省力化を図るため,スマート農業技術を含むICTを活用したアグリテックを推進しています。
 これまで,主に平坦部におけるスマート農業技術の実証を行ってきました。
 新たな取り組みとして,令和2年度から農林水産省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」により,水稲採種事業を行う宮城県加美町の農事組合法人「いかずち」を実証農場とした,「中山間地域における精密,省力なスマート水稲種子生産技術の実証」に取り組んでいます。
 「いかずち」の水稲採種ほで,実証するスマート農業技術の一つである直進アシスト田植機による田植えが始まり,令和3年5月14日に試験研究機関や現地の大崎農業改良普及センターの実証メンバーと作業状況を確認しました。
 オペレータかの聞き取りでは,直進アシスト機能のおかげで作業がはかどり,田植えは順調とのことでした。
 このほ場では。この後,自動操舵機能付き水田除草機による効率的な異株・雑草除去の実証を行うほか,水田遠隔水制御装置と水田センサによる水管理省力化や,農業用ドローンにによる防除作業効率化の実証を順次行っていく予定です。

「連絡先」 宮城県農政部農業振興課普及支援班 TEL 022ー211ー2837

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関係機関の新規採用職員への特別ゼミを開催しました

2021年05月25日 13時37分18秒 | ⑩要請・緊急対策,その他
令和3年5月20日,普及センターと連携して農業者の指導等に携わる機会が多い,公益社団法人みやぎ農業振興公社の新規採用職員等6名を対象に特別ゼミが開催されました。みやぎ農業振興公社では,新規採用職員を7年ぶりに採用したこと,多くの職員が非農家出身であることから,その人材育成に向けての基本方針を策定し,新任期の職員育成のための研修の一環として,普及センターに講師の要請があって開催されたものです。当日は,一般社団法人宮城県農業会議の新規採用職員2名も参加しました。
 特別ゼミでは,普及センター所長が講師となり,「みやぎの農業の特徴」,「みやぎ食と農の県民条例基本計画」,「宮城県農政部の組織と業務」,「令和3年度宮城県農業行政の概要」について講話を行いました。
 終了後,出席した新規採用職員からは,「宮城県の農業や行政のあり方,普及センターの業務等について理解することができた」との感想がありました。
 この特別ゼミを通じて,みやぎの農業振興のためには,普及センターのみならず,関係機関の人材育成も必要であることの確認をすることができました。 
 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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新規就農者のサポート巡回を行いました

2021年05月25日 13時30分34秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和3年4月26日(月)から5月13日(木)にかけて,仙台市内の農業次世代人材投資事業を利用する新規就農者を対象に,仙台市,JA仙台とともにサポート巡回を行いました。
対象者は就農1年目から5年目までの農業者で,大半が露地野菜を栽培しており,忙しく育苗・定植作業を行っていました。
また,ほ場は,作付前の準備をしているところや,苗の定植を終えたばかりのところ,越冬した作物の収穫を待つところなど,様々な状態でしたが,しっかりと管理されており,農業への熱い意気込みが感じられました。
 対象者は農作業だけでなく,よりよい経営に向けて,年間作付計画の作成や,栽培品目の見直し,規模拡大に向けた検討に着手する姿も見られました。
 普及センターでは今後も,関係機関と連携しながら,新規就農者含め,地域の担い手の確保・育成に努めていきます。
 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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直進アシスト田植機による省力田植作業が行われています。

2021年05月25日 11時07分14秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 測位衛星を使った高精度測位(D-GNSS)により,直進時に自動運転アシストする田植機が「直進アシスト田植機」です。この機能を装備した田植機での移植作業により,作業精度の向上とオペレーターの作業負担の軽減,省力化などが図られます。
 加美町で種子生産を行っている農事組合法人いかずちでは,国のスマート農業実証プロジェクトを活用し,ICTを活用したスマート水稲種子生産に取り組んでいます。写真は,直進アシスト田植機での作業風景です。直進作業中はハンドル操作をする必要がないため,オペレーターの疲労度や負担の軽減が図られ,大面積経営にはメリットがあると思われます。
 この実証事業では,今回紹介した田植のあとの除草作業で,自動操舵付き水田除草機を使い,水稲種子生産で人手が多くかかる異株除去作業の時間短縮を実証する予定です。
 この他,ドローン2台の協調散布による防除作業や用水のかけひきを遠隔水管理制御装置で行い,水管理時間の削減を実証する取り組みなどを行う計画ですので,今後もご期待ください。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910


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優良品種決定現地調査の田植え作業を行いました

2021年05月25日 08時55分13秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 年々変化する社会情勢や環境,様々な米需要に対応するため,本県でも水稲の品種改良に取り組んでいます。本県に適する品種を選定するため,その育成過程では,現地のほ場で実際に栽培を行い,栽培適性や収量,品質といった形質等を確認する必要があります。
 普及センターでは,本県稲作の試験研究を担う古川農業試験場と協力して,現地ほ場での栽培試験を実施しています。県内で収集された調査データを基に,優れたものが「優良品種」としてデビューします。
 気仙沼管内では,5月17日に4つの系統の田植えを行いました。今後,対照品種のひとめぼれと比較して調査を行っていきます。
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 
 TEL:0226-25-8069    FAX:0226-22-1606

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水稲優良品種決定調査の田植え

2021年05月21日 11時07分30秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

5月に入り,強風の日があったものの,好天が続き,県内では水稲の田植え作業が順調に進んでいます。石巻地域では,5月13日時点で約7割の田植えが完了しました。当普及センターでは,5月14日に県の優良品種決定調査現地試験(5品種・系統)の田植えを行いました。田植え機による植え付けの後,6名の職員で補植を行いました。今は手植えをする機会がないので,腰を曲げての作業は重労働です。昔の人は大変だったんですね。今後は,出穂期や収量性,玄米品質などを評価して,有望度を判定します。実りの秋が楽しみです。

宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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JAみやぎ登米そらまめ部会現地検討会が開催

2021年05月20日 15時13分38秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
令和3年5月11日,JAみやぎ登米そらまめ部会の部会員15名が参加し,登米市米山町と豊里町のほ場で現地検討会が開催されました。
今回の現地検討会は,3月の現地検討会と同じほ場で行い,その後の生育の経過を確認しました。今作は適度な雨にも恵まれたため,順調に生育が進んでいますが,これから生育後半にかけて病害虫の発生により品質を落とすことが無いよう,普及センターから適切な防除について説明し,部会員が再確認しました。早いほ場では5月下旬から京浜市場を中心に出荷が始まる見込みです。今年も良質なそらまめの出荷が期待されます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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亘理地域にて「りんごの摘果講習会」が開催されました

2021年05月19日 10時23分59秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 亘理管内は県内有数のりんご生産地で,この時期,各りんご園では,摘果作業が精力的に進められています。
 この作業に先立ち,令和3年5月18日にJAみやぎ亘理逢隈支所果樹部主催で摘果講習会が実施され,19名の生産者の出席がありました。
 講習会では,普及センターから,摘果の目的や予備摘果の重要性,その後に実施する仕上げ摘果のポイント等を指導しました。
 当地域では,今年,りんごの開花期間に強風や低温の日があったため,一部,結実が良くない園地も見られますが,管内全体では概ね平年並みに結実しています。
 普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や各地域で開催される現地研修会等で技術指導を行い,当地域の高品質なりんごの安定生産を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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増田ねぎ出荷組合の出荷全体会に出席しました

2021年05月19日 09時50分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 亘理農業改良普及センターでは,地域の野菜生産支援の一環として,5月14日名取市増田ねぎ出荷組合の出荷全体会議に出席しました。 
ねぎは,周年で出荷されていますが,4月以降は抽苔(ちゅうだい)(とうだちすること)してしまうことから,この地域ではこの時期の出荷のために「坊主(ぼうず)不知(しらず)ねぎ」の栽培を行っています。昨年からほ場に作付けしている「坊主不知ねぎ」の6月上旬からの出荷を前に,出荷全体会議を行いました。
会議では,JA名取岩沼の担当者や生産者が集荷時期や検査体制,出荷規格の確認等を行いました。その後,生育状況等の確認のために各生産者のほ場を巡回し,生育状況や白根の長さを確認しました。今年の生育は病害の発生が少なく,わずかにアザミウマ類の発生は見られましたが,全体的には白根の長さも十分にあり,良いものに仕上がっていました。これらのねぎは,6月上旬から,仙台市場に向けて出荷される予定です。

普及センターでは,今後も農業生産者の生産活動を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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