強い磁場を持つマグネターのはずなのに、弱い磁場しか検出できなかった天体…
実は、この天体は局所的にひじょうに強い磁場を持っていることが、新しい観測方法で分かったんですねー
このマグネターと呼ばれる強磁場天体の局所的な磁場構造を、初めて観測したのはイタリアのパヴィーア高等研究学院の研究チームです。
マグネターとは、重い恒星が重力崩壊して超新星爆発を起こした後に残る中性子星の一種です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/40/5a09f3a94991b06ee7bc28c6c8240428.jpg)
マグネター“SGR 0418+5729”
(イメージ図)
ひじょうに強い磁場を持つのが特徴で、
今回観測対象となった6500光年彼方のマグネター“SGR 0418+5729”は、
2009年6月に見つかったもの。
でも発見後3年間の観測では、
マグネターらしくない極めて弱い磁場しか確認できていなかったんですねー
マグネターの地場の強さは、自転速度をもとに計算されるのですが、
この方法だと天体の両極を結ぶ構造である”双極子磁場”しか、とらえることができません。
“SGR 0418”では、マグネターであることを示すX線でのバーストやフレアが見られたので、
これまでの方法では検出できない磁場が隠れていると考えられていました。
そして研究チームでは、ヨーロッパ宇宙機関のX線天文衛星“XMMニュートン”を用いて、
新しい方法で観測研究を行ったんですねー
その方法とは、わずか9秒という自転周期中に見られるX線の変動を測定するというもの。
この方法で、数百メートル範囲という局所的でかつ、強い磁場の存在をつきとめました。
その磁場は1015ガウス以上という、すべての天体の中でも最強クラスのものだったんですねー
マグネターに関しては、強力な内部磁場とねじれた磁力線によって、
X線爆発が起こっているという理論モデルが立てられていて、今回の結果はこの理論に沿ったものとなりました。
今後は、同じ方法で他のマグネターを観測研究していくそうですよ。
実は、この天体は局所的にひじょうに強い磁場を持っていることが、新しい観測方法で分かったんですねー
このマグネターと呼ばれる強磁場天体の局所的な磁場構造を、初めて観測したのはイタリアのパヴィーア高等研究学院の研究チームです。
マグネターとは、重い恒星が重力崩壊して超新星爆発を起こした後に残る中性子星の一種です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/40/5a09f3a94991b06ee7bc28c6c8240428.jpg)
マグネター“SGR 0418+5729”
(イメージ図)
ひじょうに強い磁場を持つのが特徴で、
今回観測対象となった6500光年彼方のマグネター“SGR 0418+5729”は、
2009年6月に見つかったもの。
でも発見後3年間の観測では、
マグネターらしくない極めて弱い磁場しか確認できていなかったんですねー
マグネターの地場の強さは、自転速度をもとに計算されるのですが、
この方法だと天体の両極を結ぶ構造である”双極子磁場”しか、とらえることができません。
“SGR 0418”では、マグネターであることを示すX線でのバーストやフレアが見られたので、
これまでの方法では検出できない磁場が隠れていると考えられていました。
そして研究チームでは、ヨーロッパ宇宙機関のX線天文衛星“XMMニュートン”を用いて、
新しい方法で観測研究を行ったんですねー
その方法とは、わずか9秒という自転周期中に見られるX線の変動を測定するというもの。
この方法で、数百メートル範囲という局所的でかつ、強い磁場の存在をつきとめました。
その磁場は1015ガウス以上という、すべての天体の中でも最強クラスのものだったんですねー
マグネターに関しては、強力な内部磁場とねじれた磁力線によって、
X線爆発が起こっているという理論モデルが立てられていて、今回の結果はこの理論に沿ったものとなりました。
今後は、同じ方法で他のマグネターを観測研究していくそうですよ。