地球に生命が誕生したのは、火星からの隕石がきっかけ？

地球の生命の誕生は、火星から飛来した隕石によってもたらされた「カギとなる鉱物」のおかげ…
っという新説が発表されました。

カギを握るのは、酸化鉱物の形態の“モリブデン”という元素。
この形態のモリブデンは、生命の形成に欠かせない要素である炭素分子が、分解してベトベトしたタール状物質になるのを妨げる働きをするんですねー

初期の生命が、どのようにして形成されたかについて、
モリブデンが影響を与えるのは、モリブデンが高度に酸化された場合に限られます。

この形態でのモリブデンは、生命誕生当初の地球では得られないもののようです。
なぜかというと、30億年前の地球の地表には酸素がほとんどなかったからです… でも、火星にはあったんですねー

荒れ狂う環境だった当時の太陽系。
初期の地球には、彗星や小惑星が何度も衝突していました。

火星もまた、この激しい衝突にさらされていて、
地表は衝突の衝撃で砕かれ、破片となって宇宙空間に飛び出すものもあったはずです。
そして、宇宙空間を漂っているうちに、地球の重力で補足されたのかもしれません。

火星の隕石に関する最近の分析で、モリブデンとホウ素の存在が明らかになっています。
ホウ素もまた、水の腐食作用からRNA（リボ核酸）を守る働きがあるので、生命を育むのを助けたのかもしれません。

生命は火星で始まり、岩に乗って地球にやって来た。
っという説が、これらの証拠により真実味を帯びてきます。

そして生命を維持するという点では、地球は火星より優れているので、
生命が地球にたどり着いたということは、それだけ繁栄できる確率が増えたというこになります。

私達の仮設上の火星の祖先が、岩に乗って運ばれてこなかったら…
地球に生命は存在したんでしょうか？

ひょっとすると、私達は皆ラッキー火星人なのかもしれませんねー