月探査機の観測データから、月の内部に由来すると考えられる、ヒドロキシ基を含む分子の存在が明らかになりました。
ヒドロキシ基(-OH)が検出されたのは、月のブリアルドス・クレーターの岩石。
そしてこれが、月が形成された時に水が存在していた証拠になるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ef/00e62b0be6169336f4fce09d0ea15f3d.jpg)
ブリアルドス・クレーターの中央丘
今回調べたのは、NASAの“ルナー・リコナサンス・オービター”とインドの“チャンドラヤーン1号”の観測データ。
この2機の月探査機から、ブリアルドス・クレーターの中央丘では、
周囲に比べ著しく多量のヒドロキシ基が含まれていることを突き止めることができました。
ヒドロキシ基は、水分子の基礎になると考えられている物質で、
月面で見られたのは、初めてのことではないんですねー
ただ過去の例では、
太陽風と月の表面物質との相互作用の結果残されたもの、
月面への天体衝突によって形成されたもの
と考えられています。
このような場合には一般的に、ヒドロキシ基が月面の低温部分に残されること、
さらに温度変化によって移動することが、これまでの研究で分かっています。
いっぽう今回の場合は、ヒドロキシ基が検出された岩石は月の奥深くに由来するものなので、
太陽風との相互作用や衝突天体によって、形成された可能性はないと考えられるんですねー
クレーターが形成されたときに、下から押し上げられた岩石の一部であり、
元々は月の内部に埋まっていたものだからです。
なので今回の研究結果は、月が作られたときに水があった っということを示す有力な証拠になるんですねー
ヒドロキシ基(-OH)が検出されたのは、月のブリアルドス・クレーターの岩石。
そしてこれが、月が形成された時に水が存在していた証拠になるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ef/00e62b0be6169336f4fce09d0ea15f3d.jpg)
ブリアルドス・クレーターの中央丘
今回調べたのは、NASAの“ルナー・リコナサンス・オービター”とインドの“チャンドラヤーン1号”の観測データ。
この2機の月探査機から、ブリアルドス・クレーターの中央丘では、
周囲に比べ著しく多量のヒドロキシ基が含まれていることを突き止めることができました。
ヒドロキシ基は、水分子の基礎になると考えられている物質で、
月面で見られたのは、初めてのことではないんですねー
ただ過去の例では、
太陽風と月の表面物質との相互作用の結果残されたもの、
月面への天体衝突によって形成されたもの
と考えられています。
このような場合には一般的に、ヒドロキシ基が月面の低温部分に残されること、
さらに温度変化によって移動することが、これまでの研究で分かっています。
いっぽう今回の場合は、ヒドロキシ基が検出された岩石は月の奥深くに由来するものなので、
太陽風との相互作用や衝突天体によって、形成された可能性はないと考えられるんですねー
クレーターが形成されたときに、下から押し上げられた岩石の一部であり、
元々は月の内部に埋まっていたものだからです。
なので今回の研究結果は、月が作られたときに水があった っということを示す有力な証拠になるんですねー