南天のポンプ座の方向、1億1000万光年の彼方にある銀河“IC 2560”。
銀河系から比較的近くに位置し、200以上の銀河が互いの重力によって集まっているポンプ座銀河団に含まれる渦巻銀河です。
この銀河団は、他のほとんどの銀河団とは異なり、その内部に支配的な銀河がない珍しい構造を持っているんですねー
画像では“IC 2560”の渦状腕と棒状構造が確認でき、
ひじょうに明るい中心核と、水素、ヘリウム、窒素、酸素などの特定元素の強い輝線スペクトルという特徴から、セイファート2型銀河に分類されています。
中心核の明るさは、中心にあるブラックホールを取り巻く降着円盤付近からのモノで、
ここから放出される、膨大な量の超高温ガスによるものと考えられているんですねー
あとポンプ座という風変わりな名前の由来は、フランスの天文学者ラカーユによるもの。
ラカーユは、神話の題材から星座を名付ける慣例に従わなかったんだとか…
科学研究などで使われる道具や機器から名前をとったので、
1756年に名付けた南天14星座の中には、ポンプ座の他に“けんびきょう座”や“らしんばん座”などもあるんですねー
ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した渦巻銀河“IC 2560”
銀河系から比較的近くに位置し、200以上の銀河が互いの重力によって集まっているポンプ座銀河団に含まれる渦巻銀河です。
この銀河団は、他のほとんどの銀河団とは異なり、その内部に支配的な銀河がない珍しい構造を持っているんですねー
画像では“IC 2560”の渦状腕と棒状構造が確認でき、
ひじょうに明るい中心核と、水素、ヘリウム、窒素、酸素などの特定元素の強い輝線スペクトルという特徴から、セイファート2型銀河に分類されています。
中心核の明るさは、中心にあるブラックホールを取り巻く降着円盤付近からのモノで、
ここから放出される、膨大な量の超高温ガスによるものと考えられているんですねー
あとポンプ座という風変わりな名前の由来は、フランスの天文学者ラカーユによるもの。
ラカーユは、神話の題材から星座を名付ける慣例に従わなかったんだとか…
科学研究などで使われる道具や機器から名前をとったので、
1756年に名付けた南天14星座の中には、ポンプ座の他に“けんびきょう座”や“らしんばん座”などもあるんですねー