逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



信州での10日間の夏休みは、改築/取り壊し前の家の整理で終わった。

以前から物置脇の草むらに、自転車の残骸が有る事は気がついていたのだが、捨てる為に、引っ張り出したら、その軽いこと、なんだこれは?、

フレームはもちろん、フォークも泥除けも、チェーンカバーやスタンドもアルミの自転車だ。

この自転車、オヤジが戦後の混乱期に漁業で儲け、買った高級車らしい。戦後の混乱期に、ゼロ戦や隼を作る為の水力発電→アルミ電解工場からのアルミが余っていた時期があり、鉄よりアルミが安かった時の産物のようだ。

クランクもアルミ、ベアリングブラケットはアルミ鍛造?でアルミパイプをリベットで止めている。
こんな作りからして、ひょっとしたら、航空機エンジニアが設計した自転車かもしれない。



まだ鉄でしか作れなかったホイールやギア、チェーンが腐っているのに、アルミの部分は60数年を経て健在だ。

しかも、良く見ると、この時代の自転車に必須のブレーキのリンク機構やラグが全く無い。ブレーキがついていた形跡がないのだ。リアギアを良く見ると、シングルのフリー無しのように見える。

ううーん、金とヒマがあれば、リストアして、乗り回したいが、さすがにその気力が湧かない。やむなく捨てることにしたが、、、、、60数年前、1946年ころの製造と思われるフルアルミ、シングルギアの自転車を助けられなかった、、、

残念。



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